Secure the Levant : YSGA 2014/12/06
今月のYSGAでは、Foreigner氏と半年振りにReluctant Enemiesを再戦。
Secure the Levant , Reluctant Enemies - MMP(→)
というわけでReluctant Enemiesより、ショートシナリオの2/3に相当する6ターンまでをプレイ。N村は英軍その他の連合軍を担当しました。
◆海岸道
今回のプレイで、主戦場となったのがHaifaからBeirutへと続く海岸道。今回は第1ターンの英コマンド部隊の上陸が決まり、ヴィシー側の初期反撃も失敗。北方のDamor, Sidom間でヴィシー軍の後方連絡線を完全に遮断することに成功します。これで前線部隊がすべて補給切れとなったヴィシー側は、Beirutから内陸迂回路に司令部を派遣すると共に、前線の補給を食いつないで司令部補給の限界であるSidon付近まで総撤退を実施。英軍は通常なら苦戦するLitani河とMerdjayoun南方の峠道を労せずして確保。追撃によりヴィシー後衛部隊を撃破すると、Sidon市内まで突入を果たします。
続く中盤は、海岸道沿いにSidonまで突出した英軍と、内陸からこの連絡線を狙うヴィシー軍との、互いに連絡線を切りあう攻防戦が発生。緒戦で大損害を受けたヴィシー軍も、増援の過半をこの戦線に投入し、陸海空の総力をあげた攻防戦が続きます。最終的にSidon市内に英軍2個大隊が包囲され、内外からの攻撃で英軍が脱出。Sidonを諦めた英軍が戦線を整理して膠着に陥りました。
◆ベッカー高原口
地形の厳しさから、過去のプレイではMerdjayounとその南側の海岸道への峠道の攻防に終始していたこの戦線。英軍はスターターガイドのプレイ例を参考に、第1ターンにMerdjayounを包囲することに成功。またヴィシー軍沿岸部隊の総撤退により、英軍は峠道の攻略からも開放されます。これでMerdjayoun背後の無人のベッカー高原を騎兵隊が駆け抜ければ、2ターンでサドンデス目標であるRayak飛行場に突入することも不可能ではありません。
しかし要害であるMerdjayoun自体には、豊富な補給ポイントと共に仏軍守備隊が健在。英軍の補給範囲を見極めたヴィシー軍は、要所に移動妨害部隊を配置したのみで、海岸道に集中。英軍も騎兵で突破の姿勢を維持しつつ、補給切れを待つ持久戦の体制に入ります。
しかし第5ターンいたり、守備隊の補給が尽きてくると、ヴィシー軍も解囲部隊を派遣。しかしこの反撃は、英軍がひそかに配置していた予備砲兵のリアクション砲撃により遅延。後のないヴィシー軍は反撃を強行しますが、精鋭1個大隊を失って攻撃は頓挫。反撃がもう1ターン早ければ英軍も不意を打たれたのですが、これでMerdjayoun陥落と英軍のベッカー高原突入は時間の問題となります。
◆ヒジャーズ・ヨルダン鉄道
緒戦のイニシアチブの綾から、ヴィシー軍の大半が撤退に成功した内陸戦線。Damascus南方el Awaji河のヴィシー軍防衛線へ、英軍インド師団、自由フランス軍の連合軍が攻撃位置につくまでしばらくの間、同戦線は小康状態に陥ります。
そしてようやく連合軍先鋒がel Awaji河に到達したタイミングで、ヴィシー軍は虎の子の戦車大隊を主力とする反撃を実施。自由フランス軍2個大隊を蹂躙して防衛線へと帰還します。しかしこの反撃で崩れた仏軍防衛線の東端に、自由フランス軍部隊が殺到。海岸道に精鋭の増援を投入していたためか、この戦線のヴィシー軍は植民地兵中心で意外に弱体で、連合軍の前にDamascusへの道が開かれます。
といった状況で第6ターンが終了。内陸とベッカー高原の両戦線が危機にさらされ、少なくとも一方の崩壊が確実となったことでヴィシー軍が投了。プレイ時間7時間ほどで今回は終了となりました。
| 固定リンク
「YSGA」カテゴリの記事
- Kasserine Campaign : YSGA 2016/11/13(2016.11.13)
- Invasion of South Korea : YSGA 2016/10/09(2016.10.09)
- The Sicily Campaign : YSGA 2016/09/18(2016.09.18)
- Origins & Neanderthal : YSGA 2016/07/31(2016.07.31)
- Falling Sky : YSGA 2016/07/24(2016.07.24)
「OCS」カテゴリの記事
- Luzon : 山田邸 2024/06/02(2024.06.02)
- U-Go, Burma II : 山田邸 2023/04/01(2023.04.01)
- Early August Start : 山田邸 2022/04/30-05/01(2022.04.30)
- The Third Winter : 山田邸 2022/03/12(2022.03.12)
- Enter the Dragon! : 山田邸 2021/12/04(2021.12.04)
コメント