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U-Go : YSGA 2015/01/12

2015年最初のYSGAでは、KND氏のお誘いによりYSGAでは久方ぶりのOCS会に参戦。

SS2: U-Go, Burma - MMP()

シリーズ唯一のアジア戦域。1944年のビルマ戦域を扱うOperational Combat Series作品。扱うテーマがテーマですので、OCSとしては機動戦より補給問題に重点をおいた作品で、特に日本軍には水牛から徴発まで、様々な特別ルールが適用されます。このあたり欧州戦線OCSの常識が通用せず、シリーズ作品としては評価の分かれるところかと思います。今回は英軍を担当したこともあり、異質な軍隊とのカルチャーギャップが楽しめました。

今回プレイしたのは、YSGAでもたびたびプレイされているインパール作戦(ウ号作戦)のみを切り出したショートシナリオ2。3月の作戦開始から1ヶ月で、日本軍はImphalの攻略を目指します。また今回はOCS初プレイ2名、Burma初プレイ1名を含む5人戦で、日本側は各プレイヤー1個師団を担当。対する連合軍はImphal-Dimapur街道と兵站・空軍を担当する北部と、ImphalからTiddimを担当する南部で分担。N村は連合軍南部を担当しました。

Burma_2015011203a

序盤の山場は、南端のTiddimで日本軍第33師団に包囲された第17インド師団のImphal盆地への撤退戦。英軍は第33師団による完全包囲を阻止することには成功したものの、街道の回復攻撃には失敗。師団の半数と砲兵を失い、山間をすり抜けて撤退します。

この間にImphal方面では、盆地への正面入り口であり、日本軍第33師団と15師団の連絡路でもあるTamuに対し、第15師団が攻撃を開始。英軍は1へクスずつの遅滞戦の末、Shenam Passに陣地を築いて抵抗します。

こうしたImphal以南の戦況をよそに、日本軍北端の第31師団は山岳地帯を踏破。OCSの常識ではありえないこの未開の山岳地帯を、日本軍のすべての水牛カウンター(ゲーム上は輸送不要で徒歩移動する補給ポイントという扱い)を託された同師団は半月かけて踏破。ついにImphal-Dimapur街道の要衝であるKohimaへと躍り出ます。そして2度にわたる攻撃の末、Kohimaを奪取。Imphal盆地の連合軍全体を補給切れに追い込みます。

Burma_2015011205a

慌てた連合軍は、温存していたグライダーまで投入して空輸を進めると共に、Kohimaの奪回攻撃を実施。しかし精鋭戦車部隊を投入したこの攻撃も、補給切れでなお抵抗を続ける日本軍の逆奇襲を受けて頓挫。この時点で最終ターンを目前に、Imphal盆地の連合軍部隊に餓死者が出る公算が濃厚となります。この絶好の好機に、日本軍第15,33師団も攻勢を強化。連合軍が補給を温存して阻止砲撃を中止したこともあり、じわじわと戦線を進め、ついにImphal盆地への突入に成功します。

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天候悪化による空輸停止もあり、補給切れのリミットが迫った連合軍でしたが、ここで奇跡的なタイミングで補充資材(EQ)が到着。グライダーを再建すると、晴れ間をついて最後の補給物資を空輸。なんとかこれが間に合って抗戦を継続。Logtaku湖南部を明け渡したところで時間切れとなり、Imphalの防衛には成功しました。

とはいえ最終的な勝敗は、Imphal-Dimapur遮断とKohima占領の効果が大きく、日本軍の戦術的勝利。インパール作戦は無理を通した日本軍第31師団の大金星に終わりました。

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コメント

ビルマですか、なつかしいです。これもまだ入手可能品のOCSですね。とりあえず今のところコリアでお付き合いいただき本当に助かっています。

投稿: yn | 2015年1月13日 (火) 18時55分

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