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ダウン・イン・フレイムズ日本語版 : GGG 2015/05/10

High Frontierに続いては、残り時間でゲームマーケット新作のインスト戦を開催。

「ダウン・イン・フレイムズ【日本語版】」国際通信社/DVG()

正式名称はこれでいいのでしょうか?国際通信社の空戦カードゲーム。公式サイトお待ちしております。

※2015/05/12追記
公式サイトのリンクを追加しました。

GM社初期から続く空戦カードゲーム、「Down in Flames」をデザイナーのDan Verssenが自身のブランド(Dan Verssen Games)でリメイク。この第1弾である「Aces High」の日本語版、というややこしい経歴のゲームです。GMT版は発売当初に非ウォーゲーマーのミリタリーマニアの間に持ち込んだことがありましたが、手軽さと機体性能の巧みなデフォルメが受けて、散々プレイした想い出があります。

ちなみにDVG版のリメイク時にシステムや機体データが変更されており、GMT版との互換性はありません。「Down in Flames」のゲームシステムについては、この機会に各所で紹介されると思いますので、ここではベテラン向けにGMT版とDVG版のシステム面の違いについて紹介しておきます。

◆「ウィングマン」の削除

リーダーとウィングマン、2機編隊でのプレイがGMT版の基本でしたが、DVG版ではこれを省略。すべての機体が手札を持つ「リーダー」相当の扱いに変更されました。DVG版でもオプションとして2機編隊でプレイするルールは存在しますが、ウィングマン側の機体の行動に制限が入る程度で、独立した手札を持つ点は共通です。
ルールはシンプルになりましたが、簡易ながらウィングマンというポジションを巧みに表現したGMT版のルールも捨てがたいため、ここは一長一短といったところ。

※2015/05/12追記
見落としていましたが、DVG版でも「Wingmen Expansion」()でウィングマンのカードとルールが導入されているそうです。これは日本語版追加展開に期待です。


◆「マニューバ」「リアクション」カードの共用化

DVG版では彼我の位置関係を調整する「マニューバ(戦闘機動)」と、「マニューバ」や攻撃を阻止する「リアクション」は別々のカードでした。DVG版では1枚のカードに双方の機能が存在し、プレイヤーが選択して使用する形式に変更されています。

◆カードドローの性能とシークエンスの変更

DVG版では機体のカードドロー性能に相当する「馬力」が「ターン前馬力」と「ターン後馬力」の二つに変更。GMT版の手番終了時に加えて、手番開始時、にもカードドローが可能なシステムに変更されました。
敵機の攻撃に対するリアクションにより、エネルギーを失った場合の救済措置と思われますが、ドロー性能の強弱がGMT版以上に重要となりました。敵機を残り1枚まで追い込んでも、大馬力ドローで反撃してくるかもしれません。

◆速度性能の基本ルール化

GMT版の高速機特殊能力に相当する「速力」の値が、すべての機体カードに標準で盛り込まれました。「速力」で優位に立つ機体に対しては、カード消費なしで限定的な「戦闘機動」を仕掛けることが可能となりました。
上記の「馬力」ルールの変更とあいまって、機体カードの世代格差がより強調されるシステムとなっています。

Dif_2015051001a

というわけで、今回は5名参加でのインスト戦。機体は43-44年あたりから各自好きな機体を選択していただき、バトルロイヤル形式での無制限生き残り戦。選択された機体は、Yak-9, スピットV, Bf109F, F6F, 雷電という面々。結果は馬力の優位を生かし、一撃離脱戦法に徹したF6Fの勝利となりました。

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