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1944, Race to the Rhine : 秋葉原会 2015/06/06

Foreignerが作成していた、PHALANXの西部戦線ゲームの和訳がついに完成。
同社からBGGでの公開許可も出たということで、早速お試し人柱会に参加してまいりました。

1944: Race to the Rhine - PHALANX()

Foreigner氏提供。1944年の西部戦線における連合軍のフランスからライン河への突進を題材に、連合軍各軍(英軍、米第1軍、米第3軍)の戦果を競う1-3人ゲーム。いずれかのプレイヤーがライン河を渡ればサドンデス勝利(44年で終戦!)、時間切れの場合は重要都市の確保や独軍部隊の撃破による得点で勝敗が争われます。

Rttr_2015060607a

各プレイヤーは「補給の調達」により燃料・食料・弾薬の3種の補給物資を後方の兵站基地に集積。「トラック隊の編成」によりトラックトークンを確保。「補給の輸送」で盤上にトラックトークンを連ねて前線の軍団ユニットへと補給物資を輸送。各軍団は燃料を消費して「軍団の移動」により前進。連合軍非支配エリアに進入したら、イベントデッキをめくって指定された物資(独軍部隊なら弾薬、避難民なら食料、等)を消費。無事イベントを解決できればエリアに支配マーカーを配置し、これを繰り返して配下の軍団を進めます。

こうして手番の連合軍アクションが終了したら、次は独軍アクションへ。ライン東岸から連鎖するように独軍マーカーを追加配置するか、独軍マーカーに隣接する連合軍支配マーカーを除去し、ライバルの前進を妨害します。またここで配置される独軍マーカーに連合軍が進入した場合、通常のイベントデッキに代えて独軍部隊のみで構成された独軍デッキを用い、戦闘を解決せねばなりません。

このように、ゲームシステムはウォーゲームというよりユーロゲーム寄り。しかし序盤は時折遭遇する弱体な独軍を蹂躙しながら、燃料の続く限り突進。しかしゲームが進むにつれてライン東岸から伸びてくる、独軍マーカーと接触すると状況は一変。独軍精鋭を撃退できるだけの補給の集積が必要となり、自然にジークフリート線のあたりで進撃が停滞するさまは実に西部戦線らしい展開です。戦闘より補給に焦点をあてた切り取り方も斬新で、プレイ時間も90分程度。ユーロゲーム的なシステムとコンポーネントに抵抗がなければ、ウォーゲーマーにもお勧めです。

Rttr_2015060609a

今回は秋葉原の某ネットカフェにて、HA氏を交えたお試し3人戦。N村の担当は中央のブラッドレー(米第1軍)でしたが、伸び悩んだ一戦目は惨敗。2戦目はアルデンヌを抜けてルクセンブルグまで至りますが、マーストリヒトに到達したモンティHA氏には一歩およばず。2連敗に終わりました。プレイ時間は3時間強。

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コメント

あのーすいません。ちょっと質問なんですが、秋葉でネットカフェでボードなどのゲームOKって店舗ってありますでしょうか、私は柏市には快活カフェというネットカフェが、ファミリーブースとしてネットカフェの四畳半の部屋を貸しだせるというのを見たことがあります。そこではボードもできるらしいです。
一方で首都圏のユーロサークルではカラオケボックスでミニゲーやカードでチョット遊んでいる人もいるらしいです。
なんにせよプレイできる場所って結構重要ですね。

投稿: y.n | 2015年6月 7日 (日) 08時17分

今回利用したのはこちらの秋葉原店の個室です。
http://www.kaji-icafe.com/area/kanto/akiba/
専門のプレイスペースよりは割高ですが、ユーロゲームの貸し出しもあったり、ゲーム前提の利用もされているようです。

投稿: N村 | 2015年6月 7日 (日) 09時09分

なんにせよコストが高くてもそれに見合っていればよいわけですよ。
楽しそうで何よりです。

人んちプレイも社会人になるとなんとなくお互いに遠慮があるんですよ、大学ぐらいのときは本当に無計画で立ち寄っていたものです。

対戦相手も大切ですが対戦場所もかなり重要

投稿: y.nakano | 2015年6月 9日 (火) 00時34分

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