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Colonization game: GGG 2015/07/12

この日のメインゲームには、High Frontier 第3版(), 冥王星探査機New Horizons(), 小惑星探査機Dawn()の個人的応援企画に、久しぶりのHigh Frontierをプレイ。

Colonization game, High Frontier - Sierra Madre Games()

今回のゲーム仕様は、ベテランメンバーによる全部入り3人戦。

N村の担当は国連。クイックスタートで高比推力のMetastable Helium(5-1)を入手したのは良かったのですが、Xリアクターと組み合わせた際の低推力に苦戦。国連は乗員カードに化学ロケットを持たないため資源豊富な準惑星に着陸できず、目標選定が難航します。それでもどうにか小型小惑星のHerthaを開発し、バナールも移動させNysa族に拠点を定めます。対する中国(S木氏)とESA(Foreigner氏)は、準惑星のVesta とCeresをそれぞれ開発。こちらは順調にVesta族とGefion族の開発を進めます。

さらに中国は「カリプソ2の環境闘士」Calypso 2 ECO-Warriorsを雇用して、Comet Borrelly(D)を開発。これはカリプソ2の特殊能力により、彗星研究所設置→研究所でカリプソ2が「人工生命環境技術者」Wet -Nano Ecologistに発展→研究所でD系GW級スラスターを生産→研究所でTW級スラスターに発展→TW級スラスターを彗星上で破棄し、人工生命環境技術者の未来「金星の新天地」New Venus Future(彗星を軌道変更して金星に落下させ、金星のテラフォーミングを開始する)のフラグ達成と綺麗に続くムーブだったため、国連とESAを慌てさせます。両派の指摘でこれに気付いた中国は、遅まきながらD系TW級スラスターColliding FRC 3He-D Fusionを開発すると彗星に設置。ボレリー彗星の金星衝突による「未来」達成まで、12年(ターン)のフラグが立ちます。

そしてESAもまた、Gefion族で水資源を確保すると抜け目なく「微小重力適応者」Microgravity Pantrophists」を雇用。こちらは同植民者の特殊能力により、Gefion族まで移動したバナールに3枚の植民者を集めれば研究所達成です。

ひとり研究所レースから出遅れた国連は、GW級スラスターを開発する暇もなく、大慌ててMW級のLi Micro-fission(5-1/3)でComet Halleyへ。タイミングよく雇用できた「スマートペット」Smart Petを同行させ、TNO研究所設置から一気に「知性化」Uplift Futureを達成する起死回生の一手を試みます。しかし国連調査隊は、肝心のハレー彗星資源探査(成功率2/3)に失敗するという痛恨のミス。「所詮はネズミか!」と、一発逆転の夢は潰えたかに思われます。

必死に残り時間と手持ち技術を確認した国連は、調査隊にハレー彗星での再補給を命じると、「探査に成功するまで帰って来るな!」と冥王星系への転進を指示。また前後して新開発のリアクターを搭載した輸送船を発進させ、調査隊のロケットとの合流を試みます。そして天王星軌道で輸送船とランデブーした国連冥王星調査隊は、ロケットのリアクターをAntimatter Bottleに換装。これによりMW級としては驚異的な比推力(燃費1/12)に強化されたロケットは、後続する輸送船とともに冥王星航路を疾走。中国の金星テラフォーミング達成に先んじて、冥王星系に到達することに成功します。

全ての推進剤を使い切ってPlutoに着陸した国連調査隊は、手際よく同地の探査と工業化を達成。これでTNO研究所を確保した国連は、ロケットと国連クルー、そして研究所で発展させた輸送船を軌道上に退避させると、スマートペットによる「知性化」の達成を試みます。成功率5/6, 成功すれば一発逆転です。ここまではプロジェクトX的に大変美しい流れでした。

Hfc_2015071201a

しかしここでも国連の不運は続き、お約束通り暴走したミュータントネズミが冥王星基地を破壊。「冥王星はボクらの星でチュー」と独立を宣言します。またネズミか!

実は過去のプレイを含め、N村はスマートペットが大好きな割に、「知性化」を成功させたことがないんじゃないの?という話もあります。

などと国連が深宇宙でコントを続けるうちに、中国により軌道を変更されたボレリー彗星が金星に衝突して「金星の新天地」を達成。同時に中国の彗星工場は「金星大気中施設」Venus Aerostat-Xityに退避。ここで地球-月L3から金星軌道に移動してきた中国バナールと合流し、再びバナール研究所に返り咲くという小技も披露されます。

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これで規定の「未来」が達成され、ゲーム終了までの期限が切られた各派は、追い込みのVP稼ぎの工場建設に驀進。首位の中国に大差をつけられた国連では、冥王星軌道上の発展型輸送船で、解体した探検隊ロケットを資材に3Dプリント(デジタルスワップOP)によりロボノーツとリファイナリーを再生。これでCharonにTNO研究所を再建するなど、最後の悪あがきが続きます。さらに再建されたネズミ海兵隊による中国バナール襲撃といった強硬策も検討されましたが、政治体制を変更するタイミングを逸し失敗。金星テラフォーミングを成功させた中国の圧勝に終わりました。

全部入り3人プレイの所用時間は6時間ほど。最終的には大敗におわりましたが、あらゆるオプションを駆使して失敗プロジェクトを立て直し、MW級スラスターで冥王星系まで到達するという、個人的には会心のプレイでした。

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