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A Time for Trumpets : GCS 2015/12/12,13

今年最後の坂戸例会は、懸案かつ珍しく時候ネタのバルジゲームをプレイ。

S6.6, A Time for Trumpets, Beyond the Rhine - MMP()

1944年12月半ばから約1ヶ月間の9ターン。バルジの戦いの開始からその後始末までを扱った、Beyond the Rhineの実質的なメインシナリオ。4枚のキャンペーンマップ中央に位置する、アルデンヌ高原を抜き出した専用マップ1枚でプレイします。しかしマップ1枚とはいえそこはOCS(西部戦線)スケール。1ヘクス3.5マイルのマップに、北はAntwerpから南はMetzまで収録。Antwerpなどという夢物語は無視するとしても、戦線の南北にはAachen, Luxembourg Cityが指呼の間です。こうなると独軍としては、アルデンヌの突破だけでなく南北にシフトした限定攻勢も俎上に挙がります。また対する連合軍にとっても、南北戦線からどれだけの部隊を引き抜けるか、さじ加減が問われる格好です。

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こうした西部戦線全体を俯瞰したバルジゲームとしては、ミニゲームの名作であるBulge 20が思い当たります。本シナリオをセットアップしての喧々諤々のプランニングは、まさに「OCS版Bulge 20」という感触でした。

というわけで連隊・師団ユニット級のバルジということであれば、まずまず手頃なシナリオのはずだったのですが、特に激戦地のAachen戦線を含むことから含むことから規模は拡大。今回もセットアップに2時間強(さらに事前準備あり)、各ターン2時間強というスローペースのプレイとなりました。1マップシナリオとはいえ、完遂には丸2日は必要でしょう。今回はN村所用のため、土曜日はセットアップと盤面検討のみ。実プレイは日曜の1日のみとなりました。

また今回の準備については、対戦相手のForeigner氏の記事がありますので併せてどうぞ()。

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展開の方は、独軍(Foreigner氏)はアルデンヌ北部で順調にSt.Vithを攻略したものの、Malmedyまでは至らす。また南部では2ターンに渡ってClervauxの攻略に失敗。第1ターンにClervauxを抜ければBastogne攻略も夢ではなかったのですが、これで独軍の侵攻スケジュールは大きく遅延。戦線崩壊をまぬがれた連合軍(N村)は、Aachen方面で攻勢に出て戦力を吸引。また独軍も南部で第17SS装甲擲弾兵師団が牽制攻撃をしかけてMetzの予備兵力を吸引するなど、むしろ支戦線の動く展開となりました。

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ちなみに独軍が真面目にAntwerpを目指す場合、補給路の確保のためMalmedy-LiegeもしくはBastogne-Namurの鉄道を打通する必要があります。というわけで本作ではOCS特有の補給路の観点から、バストーニュに誘導される仕掛けとなっています。

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などと第2ターンが終了したところで、今回はひとまずお開き。Foreigner氏のBtRは引き続きバルジ仕分けのままとのことですので、機会を見て再プレイに挑む所存です。ちなみにN村のBtRは、再びノルトヴィント仕様に組み替える予定です。バルジ、ノルトヴィントとも、例によって人柱はお待ちしております。

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