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GGG 4月例会 : 2016/05/08

ゲームマーケット直後のGGGでは、当然ながらGM新作会に。
しかしサークルの芸風が芸風ですので(失礼)、世間的な注目作は完全スルーとなっております。

「筋肉猫」堀場工房()

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猫ゲームコレクター、S木提供その1。
テーマは見ての通り。三か所のスロットに筋肉カードをはめ込み、完成した肉体の筋肉点を競うカードゲーム。詳しくはリンク先の漫画を読みましょう。
今回は3人プレイで、痩せてムキムキになって一勝一敗。


「ポプルス猫タワー」ポプルス
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S木氏提供その2。マストフォローのトリックテイキング。
本体部分は至って普通。パスすると手札から一枚残し、最終集計時にトリックで獲得したカードに合せて得点。この残したカードでも、意図的に役が造れるのが独自要素となります。
今回はこのパス処理が失念されていたため(記事を書いていて気づきました)、評価保留。

「ねこかぶり」?

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S木氏提供その3。裏表ランダムに配置された場札から、トークンを消費して場札を獲得。全員がトークンを使い果たしたら、獲得したカードを裏返して記載された点数を得点。ちなみにカードは片面がすべて0点。もう片面に-1~+2点のバラつきがあります。
トークンの追加消費で反対面で場札を獲得するルールはあるものの、プレイヤーの意思が介入する余地がほとんどないんじゃないの?ということで一同微妙評価。
ゲームとしてはもうひとひねり欲しいところ。


「全国横断∞メガドルカーニバル」せらぴん
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某アイドル育成ゲーム原案。全国各エリアに担当アイドルを巡業させ、エリア毎にファンの獲得数を比較。順位毎にエリア得点を獲得し、全国得点を競います。ちなみに膨大なゲームキャラからメガネキャラのみが選抜されていますが、全員メガネなのでメガネである特殊効果はありません。
ルールは極めてシンプル。手番ごとに担当アイドルをひとり移動。移動先でファン1点の獲得か、他プレイヤーの担当アイドルとのライブ勝負を実施します。勝負は3種の能力から「今回の審査員」で指定されたひとつを使用し、「能力値+1d3」を比較。勝者が差分だけ相手のファンを奪います。また次回の審査員は勝負終了後にランダムに選出され、得意な能力を指定されたアイドルが、虎視眈々と獲物を狙うことになります。
というわけでシステム面での新規さはないのですが、単純なシステムにアイドルごとに尖った能力値やキャラクター特殊能力が載せられており、キャラゲーとしてはまずますの佳作でした。
今回は4人プレイで、高得点エリアを制したYN事務所の勝利となりました。
ちなみに本作、なぜか娘がいたく気に入っており、N村家ではすでに10回近くプレイされています。何がそんなにツボなんだ。

「シンデレラのおしごと」J.C.クリエイツ()

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某アイドル育成ゲーム原案その2。4×4に配置された仕事カードから、指定された行または列の「今週の仕事」にワーカー(アイドル)を派遣。「演技力値の得点を獲得」といった仕事カードの指定に従って得点し、全8ターン(横行4ターン、縦列4ターン)の合計点を競うワーカープレイスメント・ゲーム。
またワーカーにはアイドルのほかに「プロデューサー」が存在します。こちらは得点能力はありませんが、「営業」(第1プレイヤーの奪取と仕事カードの配置入れ替え)や「レッスン」(アイドルの能力底上げ)といったサポートアクションが実施できます。おいしい仕事カードほどアイドルの人数制限がありますので、翌ターンの先手を確保しつつ、有利な仕事を配置しておける「営業」は特に重要です。
またプロデューサートークンは「スカウト」アクションによりアイドルに変換できます。このため少数精鋭のアイドルをプロデューサーのサポートで手厚く育てるか、アイドルを増やして数で勝負するか、事務所の戦略も悩ましいところ。
システム上は各アイドルの特殊能力を除けば例外処理はなく、順にワーカーを配置するだけで見通しは良好。しかしシンプルなシステム、プレイ手順ながら、ツボを押さえたデザインはなかなかの好感触でした。
今回は4人プレイで、多田&新田ペアの特殊能力を生かした少数精鋭のYN事務所の勝利となりました。

「PQ17船団の壊滅」国際通信社()

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3人プレイでインスト戦。
護衛艦ががっちり船団をガードする展開でしたが、唯一大型護衛艦が存在しない船団に、テルピッツを突入させたYN氏の逃げ切り勝利。

Pax Pamir, Power & Empire in Afghanistan, 1823-1845 - Sierra Madre Games()

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ルール改訂確認の3人戦。修正点は先のエントリーをご参照ください。
今回はマーケットカードのランクが妙に低く、盤面のユニットがなかなか増えない静かな展開に。さらに久しぶりのプレイで勘所を失念していた経験者2名が、それぞれ袋小路にはまるという醜態を見せたことがアフガン情勢を混迷させます。というわけで勝敗はグタグタと最終トップルまで持ち越されましたが、なんとか政治的覇権を達成したロシア帝国(N村)の勝利。
ルールの変更点は特に問題はありませんでしたが、いまさら基本アクションを変更するほどでもなかったよね、というのが経験者の感想でした。

オマケの目の保養はForeigner氏提供のLast Blitzkrieg(MMP)。ユニークな戦闘システムに、俄然興味の湧いてきたN村でした。

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