The Race for Tunis : YSGA 2016/06/11
今月のYSGAでは、一年ぶりのTunisiaを題材にOCSインスト会を開催。
S1 The Race for Tunis, Tunisia - MMP(→)
今回はOCS初プレイのお三方へのインスト会。それぞれ枢軸軍と英連邦軍、米軍をご担当いただき、N村はインスト専任でのプレイでした。
展開は例によってOued Zargaの隘路付近での小競り合いのすえ、機動反撃を多用した枢軸側の補給ポイントが底をつく危機的な事態に。ところが11月にもかかわらず、第4ターンに早くも泥濘による戦闘中断が到来。これで一時的に戦線が膠着した隙に、枢軸軍は補給物資を揚陸して危機を逃れます。
さらに続く第5ターンに泥濘は収まったものの、悪天候は継続。優勢な連合軍航空隊の隙をついて、独軍戦車部隊が反撃を実施します。この反撃は英軍空挺部隊と第501重戦車大隊が差し違える接戦となりましたが、突破した独軍は補給集積所を捕獲して連合軍先遣隊を包囲することに成功。続く雨季の12月ターンをひかえたところで、協議終了となりました。
ちなみにこの間、米軍は第1戦車師団が南部カセリーヌ方面を大きく迂回。貧弱な鉄道補給線をものとせず、11月末にはリビア湾に到達する勢いで進撃を続けていたのでした。
■追記(2016/06/16)
攻撃側1枚で攻めてAo1で泣くケースをよく見るので、有効打を出すにはどれくらいのオッズが必要か?というまとめです。
1ステップの防御側に対して、AR同等のアベレージ(2d6[7])が前提です。
2ステップ以上でAo1覚悟なら割合低比率から攻撃できますが、攻撃側完勝には結構高比率が必要です。
■除去目的(攻撃側が引いても防御側は死ぬ)
◆Ao1/DL1o1
オープン(4:1)/クローズ(6:1)/ベリクロ(9:1)/Eクロ(16:1)
攻撃側の損害を抑えて有効打を出すには、オープン4:1,クローズ6:1が目安。
これ以下の攻撃は、攻撃側の出血前提。
■戦闘後前進目的(防御側は下がるか死ぬ)
◆AL1o1/Do1(攻撃側3ステップ以上,損害2許容)
オープン(1:3)/クローズ(1:2)/ベリクロ(1:2)/Eクロ(2:1)
◆AL1/Do1(攻撃側2ステップ以上,損害1許容)
オープン(2:1)/クローズ(3:1)/ベリクロ(4:1)/Eクロ(8:1)
◆Ae4/DL1o2(攻撃側1ステップ,損害なし,突破)
オープン(11:1)/クローズ(15:1)/ベリクロ(21:1)/Eクロ(2:1)
損害を許容できれば、低比率ごり押しでも進めるます。特にベリクロ以上。
対して攻撃側1枚で完勝(無損害で有効打)を狙うのはかなりのハイオッズが必要で、奇襲/DG前提になります。
■オッズ毎の期待値(各オッズのアベレージ[7]でどのくらいの効果が見込めるか)
ありがちなクローズ防御で比較します。
◆クローズ1:1 AL1o1/Do1
◆クローズ2:1 AL1o1/Do1
3ステップ以上で攻撃すれば、防御側は退却(または損害1)。
◆クローズ3:1 AL1/Do1
◆クローズ4:1 Ao1/Do1
2ステップ以上で攻撃すれば、防御側は退却(または損害1)。
◆クローズ6:1 Ao1/DL1o1
◆クローズ8:1 Ao1/DL1o1
◆クローズ10:1 Ao1/DL1o1
防御側に損害1以上を与える。
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