Reconquest of Gaul : GCS 2016/08/28
続く日曜日は、COINシリーズ最新作のインスト会を開催。
Reconquest of Gaul: 53 BC, mid-Winter, Falling Sky - GMT Games(→)
今回は初プレイ2名を加えたインスト4人戦。
1戦目はベルガエ族(S木氏)が初動でローマ軍ガリア駐留部隊に壊滅的な損害を与えたことから、この救出のモチベーションを失ったローマ軍(Foreigner氏)がイベント回収を優先。残るハドウェイ族(マッコイ氏)、アルウェルニ族(N村)も自派の勢力拡大に努めた結果、ベルガエ族が単独首位を維持。そろそろ冬季だと気づいた各派が慌ててベルガエ族の阻止に動きますが、時すでに遅し。本シリーズに不慣れなプレイにありがちな、初期優位派閥の第1決算期勝ち逃げに終わりました。プレイ時間はインスト込みで3時間ほど。
午後の2戦目は、前回と立場を入れ替えたローマ軍(S木氏)が、ベルガエ族(Foreigner氏)に壊滅的な損害を与えたところからスタート。しかしローマ軍補給線エリアに対するハドウェイ族(マッコイ氏)の不穏な動きや、アルウェルニ族(N村)の地道な勢力拡大、さらにベルガエ族に唆されたゲルマン人の侵入により、ローマ軍は勝ち逃げのチャンスを失います。
第1冬季を経た続く第2キャンペーンでは、ハドウェイ族とアルウェルニ族が台頭。ガリア中南部で地道な小競り合いを繰り返します。また初期の15VPから3VPまで転落したベルガエ族も、冬季のローマ軍撤退でじわじわと復活。ローマ軍もガリア諸派の台頭で失った得点を、角の立たないゲルマニア遠征で補うなど、新たな戦略が試みられます。最終的に第2冬季で時間切れ協議終了となりましたが、ハドウェイ族(-1)、アルウェルニ族(-3)、ローマ(-4)、ベルガエ族(-5)の接戦から、ハドウェイ族の判定勝ちという結果に。プレイ時間は4時間半。今回は2戦とも長考が多く、プレイ時間はかなり長めです。
というわけで、これまでの4戦中3戦でハドウェイ族の勝利余いう結果に。やはりもう少し厳しくマークしないといけないね、という感想戦となりました。特にハドウェイ族の必殺技である贈賄アクションの原資を稼ぐ交易アクションでは、ローマは見返りもなく2倍収入効果を認める必要はないでしょう。ローマ自身が標的となることはほとんどないため鷹揚になりがちですが、このあたりは派閥相互の絡みが非対称なゲームならではの難しさです。
| 固定リンク
「GCS」カテゴリの記事
- Lenin & Black Hawk : GCS 2017/12/16,17(2017.12.17)
- Lunch at Frankfurt : GCS 2017/11/26(2017.11.26)
- 惨劇RoopeRΧ : GCS 2017/10/29(2017.10.29)
- Urban Operations : GCS 2017/10/28(2017.10.28)
- The End Game : GCS 2017/10/28(2017.10.28)
「COIN」カテゴリの記事
- Ariovistus & Emancipation : SoGC 2019/01/06(2019.01.06)
- Ariovistus : GCS 2018/12/22,23(2018.12.23)
- 東大紛争 : GGG 2018/05/13(2018.05.13)
- 2017年N村的ベストウォーゲーム(2017.12.11)
- The End Game : GCS 2017/10/28(2017.10.28)
コメント
1戦目、2戦目ともにハドウェイ族を担当したマッコイです。1戦目は不慣れなためご迷惑をおかけしましたが、2戦目はCOINならではのタフな交渉が続き、楽しかったです。
やってみての感想ですが、ハドウェイ族の武器はお金であり、また弱点もお金であると感じました。2倍収入効果をローマが認めてくれないと、喉元を締め上げられるように贈賄資金が枯渇するので途端に何もできなくなって苦しくなります。ですがローマにとって、自軍策源地のプロビンシアに近いハドウェイ族を敵に回しても、ベルガエ族成敗のために深く攻め込んだタイミングで奴らに寝首をかかれてしまう…。その辺がローマは悩ましいですね。おっしゃる通り、無条件で鷹揚に認めるのではなく「2倍はOKだけど、うちのプロビンシアには贈賄要員(スリーパー)を置かないでね」くらいの交換条件で進めていくのが、ローマにとってハドウェイ族を増長させず、飼い犬として鎖に繋いでおけるラインでしょうか。
ところでゲーム名の-Falling Sky-は、どうやら「青天の霹靂」(天地がひっくり返る)という意味があるみたいですね。ガリア戦記か、はたまたシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」にそんな一節があるのかもしれません。
楽しいゲームに加えていただき、まことにありがとうございました。(^v^)ノ
投稿: マッコイ | 2016年8月31日 (水) 23時56分
長丁場の連戦、お疲れ様でした。
勢力毎のインタラクションが入り組んでいるので、何処を押せばどう出るのか見通しが悪いのが難しいところですね。まだまだ私も、一戦ごとに発見があります。
個人的には未プレイのハドウェイ族を試してみたいところ。
またよろしくお願いいたします。
投稿: N村 | 2016年9月 1日 (木) 22時12分