Reconquest of Gaul : SoGC 2016/08/11
今月のソフィアゲームクラブでは、先日のYSGAに続いてFalling Sky人柱会を開催。
Reconquest of Gaul: 53 BC, mid-Winter, Falling Sky - GMT Games(→)
今回は初プレイのお三方をお迎えしてのインスト戦。シナリオは前回同様のミドルでしたが、ルールを再確認しながら進めたところ誤読や疑問点が次々と浮上。3冬季(3年)分のプレイに7時間強を要しました。
結果はローマとの交易による経済力で他部族を圧倒したハエドウィ族(Foreigner氏)が、対立するアルウェルニ族(紫龍氏)に経済消耗戦で対抗。アルウェルニ族から強奪した資金で、当のアルウェルニ族を買収するという極道プレイで勢力を拡大。などどガリア南部で抗争が続く中、勝利条件の誤読から実は既にハエドウィ族が勝利条件を達成していたことが第3冬季で判明。ハエドウィ族勝利で協議終了となりました。
またN村の担当したローマはといえば、序盤にレミ族の維持でベルガエ族(Wilandor氏)と手打ちにし、体制固めに入るまでは予定通り。しかしこれは失策で、時間をかければかけるほど、初期配置でローマ派となっていたガリア諸部族(空き基地スロット)が諸派に取り込まれてゆきます(ガリア各派閥が基地を配置)。戦力的にはキケロ先生の助力で元老院を主戦派に傾けたため終始余裕があったのですが、全面攻勢に乗り出すタイミングを見誤って失速しました。
◆ブリタニア
今回のプレイで、意外な重要拠点となったのがブリタニア。部族スロット1箇所、移動するのに制限ありと面倒で価値の低いエリアなのですが、それ故に一旦確保すると誰も来ない。また今回はイベントでブリタニアに潜り込んだベルガエ族が、さらにイベントで追加の植民を設置して2部族分の同盟&支配点を計上。本土で危機に陥っても、ブリタニアとゲルマニアの後背地で回復をとげる、しぶといプレイにつながりました。
◆ローマ軍宿営地
COINシリーズでは、一手番で実施できるオペレーションは一種類のみ。また移動と戦闘は別のオペレーションとなっているため、一手番で移動と攻撃を実施することは通常はできません。また戦闘は攻撃側先打ちですので、よほどの戦力差がなければ地元で待ち受ける側が有利で、これはローマ軍も例外ではありません。
しかしローマ軍には、オペレーションと組み合わせて実施できる特殊アクションに、敵のヒットを半減させる城砦を建築するアクションが存在しています。このため移動&攻撃こそできませんが、敵地に侵攻したうえで即座に城砦を建設し、現地敵派閥の攻撃を待ち受けることが可能です。ただでさえ1/2ヒットのガリア部族が、対要塞戦となればさらに半減して1/4ヒット。打ち漏らした軍団キューブの反撃もありますので、こうなるとおいそれと攻撃を仕掛けるわけにはいきません。城砦駒には限りがあるため無暗に侵攻できるわけではありませんが、まさに「ローマ軍はまず宿営地を作る」という大変たちの悪いコンボでした。
◆ローマ第10軍団
カエサル子飼の第10軍団は、ローマに特殊能力を付与するイベントとして登場。被ヒット-1かつヒット+2という極めて強力な戦闘能力を持ちます。今回ローマはこのイベントを確保したものの、南仏から出発する前にガリア側のイベントにより能力を喪失するという失笑プレイ。君たちには失望したよ!ちなみに隣のバレアス投石兵(補助兵が先制射撃)は大変重宝しました。
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