Operation Husky : GCS 2016/09/25
先日のYSGAでのSicily(無印)に続いて、今月の坂戸ではKND氏とSicily IIのキャンペーンお試し会を開催。
S5: Operation Husky, Sicily II - MMP(→)
連合軍の上陸用舟艇が海岸に到達したところから開始される、ハスキー作戦全体を扱ったキャンペーンシナリオ。残るキャンペーンのS4はパレルモ陥落後、S6は上陸部隊の編制・配置からプレイヤーに任されたフリーセットアップですので、このS5が実質的なヒストリカル版のメインシナリオとなります。今回はKND氏の連合軍をお相手に、N村は枢軸軍を担当しました。
第1ターン、慎重に上陸を果たした連合軍に対し、独軍はここが見せ場とばかりに海岸へと突進。航空阻止に囲まれたヘルマンゲーリング師団主力に代わり、Korner戦闘団がGela西方のLST港へと突入。見事この破壊に成功します。
とはいえ続く連合軍の反撃でKorner戦闘団の過半が撃破され、残余の部隊も四散。感想戦で話題になりましたが、決定的な反撃のチャンスはここしかない反面、その後の戦線構築に必要な部隊を考えると、打って出るかは微妙なところです。今回も米軍は攻撃で生じた枢軸軍戦線の間隙を突き、返す刀で第2戦車師団をシチリア島中央部に突進。先遣部隊は北岸に達し、シチリア島東西の鉄道線を遮断。さらにPalermo港に対する連合軍重爆部隊の連続攻撃により、同港の補給源機能が失われた結果、序盤からシチリア島西部の枢軸軍全体が補給切れとなる大変な危機に陥ります。
慌てた枢軸軍は、南岸から内陸の枢軸軍戦線へと転進中のKorner戦闘団が、行きがけの駄賃に米軍北進の中継点となる司令部を蹂躙して帰還。これで枢軸軍が中央部の鉄道線を回復すれば、米軍も再度北部への打通部隊を送り込むなど、シチリア島の中央回廊を巡る攻防の応酬が発生。北部鉄道に居座る米軍先遣隊の補給切れが先か、航空補給で食いつなぐ枢軸軍西部部隊の消耗が先か、というチキンレースに突入したところで時間切れ。今回は第3ターンで協議終了となりました。
先日のSicily(無印)がほぼ同時間で1.5ターンの進捗でしたので、こちらはゲームサイズ半分でプレイ速度はちょうど倍、という結果に。いずれにせよキャンペーンシナリオは一日では終わりませんので、ディテールをどこまで求めるのかのお好み次第、というところです。個人的には全体への目配りが利くので、このくらいの規模がちょうどよい感じです。
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コメント
流石はknd将軍。ダー様が引用した「成功は大胆不敵の子供」を体現する良い戦いだと思います。
私には思いついても一寸実行できないので、やはりknd将軍と一緒にプレイしなくて良かったなぁ、と言う所です。
投稿: Foreigner | 2016年9月26日 (月) 07時22分