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ぱんつぁー・ふぉー2 : 家庭内 2017/01/04

正月明けのゲーム初めには、ムスメの要望により「ガルパン」新作ゲームをプレイ。

「ぱんつぁー・ふぉー2」国際通信社()

「ガールズ&パンツァー 劇場版」を原作とした、国際通信社のウォーゲーム。イベントカードを使用するとはいえ、比較的普通の戦術級ウォーゲームだった前作「ぱんつぁー・ふぉー!」からシステムを変更。1両1ユニットのユニットこそ前作と互換性のあるユニットを使用しているものの、30両対30両の大戦車戦が繰り広げられた劇場版の試合を反映し、1-4両のスタックからなる「小隊」をアクションの単位としたエリア式ゲームとなりました。

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戦闘も小隊単位での隣接または同一エリアへの射撃により解決。命中判定は省略され、火力と装甲値を比較した撃破判定のみが実施されます。またユニット方向のないエリア式ゲームのため、車両の装甲値は正面のみを使用しますが、同一エリア射撃で「機動チェック」に成功した場合は目標の側面装甲値を使用。パーシングの装甲相手に正面火力では話にならない大洗チームも、肉薄した機動戦なら勝機が……というわけです。

また劇中で大隊長以下、中隊長、小隊長が任命される場面がありましたが、本作では膨大な個々の戦車長をオミットした代わりに、隊長クラスの指揮官ユニットと階級のルールを採用。これら指揮官ユニットは登場車のみならず、直率する小隊の全車両の能力を底上げする能力が与えられています。

さらに指揮官ユニットは、階級に応じて同一エリアの複数の小隊を同時に移動させる能力を持ちます(大隊長4/中隊長3/副隊長1-2)。単純に移動の手数が節約できるだけでなく、通常なら相手の待ち構えるエリアに1個小隊で突入しなければならないところを、数倍の兵力で圧倒することができます。

劇中でもプラウダ隊が全車を犠牲にしてカチューシャ車を逃がす場面がありました。本作でも指揮官のカチューシャ(副隊長2)さえ健在ならば、残余車両から2個小隊を再編し、独立した部隊として優位に戦闘を挑むことがことができるのです。

というわけで個々の戦車戦は大味となりましたが、より戦術色の濃いウォーゲームとなった「ぱんつぁー・ふぉー2」。もちろん戦車のレーティングは共通ですので、劇場版の戦車を前作に混ぜてプレイすることも可能。また「ぱんつぁー・ふぉー2」自体にも、前作のマップとユニットを使用して劇場版冒頭のエキシビジョンマッチを再現するシナリオが2本収録されています。さすがに今回はチュートリアルDVDは収録されていませんが、このコンポーネントで\2,400というのはさすがの人気作効果です。


「丘陵地帯」&「遊園地跡」

今回は劇場版後半の大洗女子学園と大学選抜チームの試合を再現する2本のシナリオを、連続してプレイするキャンペーンゲームをプレイ。選択ルールは「BT-42」のみ使用しました。N村は大学選抜チームを担当しました。詳細はTwitterで実況していましたのでそちらへ。

とりあえず敵を射程に入れて射撃していればそれらしい形になっていた前作とは異なり、一段上の視点で試合運びをデザインしなければならない本作は勝手が違った模様。特にカール撃破と盤外突破の相反する勝利条件が設定されている「丘陵地帯」は難しかったようで、最初の盤外突破に失敗したところで父もGMモードに移行。それてとなくカール撃破に誘導して、無事前半戦が終了。

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後半の「遊園地跡」は、理詰めでプレイしていると千日手になってしまうため、大学選抜側は積極的に罠にかかりながら消耗戦を挑む方針でプレイ。その甲斐あって、最後はダージリンのチャーチルが鉄壁の守りでパーシング2個小隊を翻弄する手に汗握る展開に。最終的に大学選抜チームが残り5両で削り勝ちましたが、ムスメも「前半でうまくやればもっと護衛を残せたはず」「もっと上手い編成を考えついた」と雪辱戦をやる気満々の模様。父も延々とパーシングをカット&クリップした甲斐がありました。

2本続けてのプレイ時間は4時間強。冬コミ新作をもうひとつ、と思っていたのですが、午後一杯戦車道に終始しました。さすがに殲滅戦、特に遊園地戦の終盤は冗長になりますので、勝敗にこだわる方はショートゲームでのプレイをお勧めします。

ちなみにウォーミングアップに「全国横断∞メガドルカーニバル」もプレイしていたのですが、こちらは父がアイドル選択を誤り、2VP差でムスメの勝利に終わりました。


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