Genesis & Renaissance : GGG 2017/03/12

半年ぶりの参加となったGGG。シエラ会の巣窟その2でもある同会にて、ようやく今期の新作をプレイしてきました。

Bios:Genesis, A cardgame of the origins of life - Sierra Madre Games(→)

初プレイ1名を含む4人戦。今回のＮ村（緑）は、「ネタとしてはこういう展開もあり得るけど普通は大丈夫」という袋小路に見事にはまり込んだ、大変マヌケけな状態に陥ります。

最初の悲劇は、二番手でバクテリアを誕生させ有望な能力に前途洋々というところで、細胞内共生していた青プレイヤー（TAG氏）の横槍に始まります。ここでＮ村のバクテリアは、細胞小器官が勝手に購入したカードにより、早くも多細胞生物である腕足動物に進化してしまいます。腕足動物は多細胞生物の中では能力は低め。もう少し熟成してから高度な生物に進化したかったのですが、青バイオントにより微妙生物ツリーに放り込まれてしまいます。またこれにより、バクテリアのみが持つ触媒生産能力を早くも失います。

さらに成長著しい赤プレイヤー（S木氏）のバクテリアに、パラサイトとしてシアノバクテリアを送り込んだところ、「赤の女王」連続攻撃によりあっさりと細胞小器官として取り込まれてしまいます。そして赤プレイヤーは間を置かずに扁形動物に進化してしまったため、元シアノバクテリアのバイオントは回収不能に。

そして最後に残ったバイオントを、触媒生産のためレフュジアに送り込んだところ、同レフュジアでプロジェノートとなっていた青プレイヤーが一瞬でバクテリアに進化。こちらでもまた、バイオントが青プレイヤーの細胞小器官として取り込まれてしまいます。

この時点でＮ村は、割り当て可能な全バイオントを喪失。手持ちの生物としては腕足動物が残されていましたが、多細胞生物はゲーム内通貨である触媒の生産能力がないため、これ以上の進化は不可能。またHGT能力を持たないためバイオントの回収もできず、以後ゲーム後半をインスト担当のゲームマスターとして過ごすという、我ながら大変酷いプレイとなりました。

また今回は他のプレイヤーも、バイオントの扱いが大変に雑ユニークで、黄色プレイヤー（Y氏）はバイオント2個でバクテリアを誕生させた後、HGTでさらに1個を追加するという3バイオントバクテリアという奇策を披露。その後は2個バイオントでヤムシ→ウミサソリに進化しましたが、こちらも3個目のバイオントを扁形動物に寄生させた挙句、やはり「赤の女王」で取り込まれて最後のバイオントを喪失。

そして当の赤プレイヤーも、2個バイオント（＆緑黄バイオント）で扁形動物→環形動物と進化したまでは良かったのですが、レフュジアに送り込んだ最後のバイオントが、緑プレイヤー共々青プレイヤーのバクテリアに取り込まれ、これまた手持ちバイオントを喪失して手詰まりに。

などと4人中3人がNPC化する大変マヌケな展開に。一応それでもゲームは続き、終盤に地衣類と両生類を誕生させ急浮上した青プレイヤーを、基礎能力高いウミサソリを単独で押さえていた黄色プレイヤーが1点差でかわし、激闘40億年の勝者となりました。

Pax Renaissance, Banking in Europe 1460-1530 - Sierra Madre Games(→)

こちらはBiosからプレイヤーを入れ替えて、拡張込みインスト4人戦。

今回は最盛期は5か国を押さえて帝国主義的勝利を目論むクール家に対し、カソリック＆グローバリゼーション的勝利を目論むマルキオンニ家、カソリック＆パトロン的勝利を目論むメディチ家、そして強力な東方タブローで様々な妨害アクションを駆使するフッガー家が抵抗するという、欧州全土を巻き込んだ波乱の展開。

最終的にクール家の拡張政策が差し切るか、時間切れパトロン政策でメディチ家が逃げ切るか、という展開となりましたが、4時間近い激戦により会場が時間切れ。クール家の優勢で協議終了となりました。