Baptism By Fire : SoGC 2017/06/18
先日からプレイを進めている大隊級中越戦争のCompany Tactics Systemに先立って、N村家にはBattalion Combat Seriesの第2作も到着。そうこうしているうちにGrand Tactical Seriesの最新作も到着し、今年は珍しく作戦戦術級の当たり年になりそうです。
Baptism By Fire: The Battle of Kasserine - MMP(→)
昨年のLast Blitzkriegに続くBattalion Combat Seriesの第2作。1943年のチュニジア戦をフルマップ2枚に収録しています。しかし広大なマップに対して、ユニットは両軍合わせてカウンターシート半分以下。残りの1.5枚はすべてマーカーです。マップ4枚にカウンターシート6枚という重厚な前作に対する入門用ゲームというポジションとはいえ、逆の意味で不安になるコンポーネントです。しかしユニークなルールと地形から、意外にというかこれでもきちんと機能するもの。とはいえLast Blitzkriegに比べると機動の自由が広く、ユニット数は少ないものの別の意味で難易度は高め。ガードレールなしで砂箱を提供する、まさにThe Gamersのゲームというのファーストインプレッションでした。
Operation Spring Wind, 1943/2/14-17
まずは東半分のマップBのみの使用した、攻勢初期のシナリオをForeigner氏とプレイ。といっても両名とも半年前のLast Blitzkrieg勉強会の記憶もすっかり抜け落ちていたため、以下のリンク先のオープニングムーブのガイド通りにユニットを動かし、一手ずつルールを確認してゆくという輪講プレイです。
【Baptism by Fire: Playing a Complete Game Turn】(→)
丸1ターンの棋譜をおさらいし、どうにかルールを思い出したところで一旦撤収。残敵掃討もそこそこに側面を開放して1ターンでマップを横断する大胆なムーブに、「理屈はわかるが自分でやるのは怖い」という感想戦となりました。
Between a Rock and a Hard Place, 1943/2/19-23
昼食を挟んでの午後は、西半分のマップAのみを使用し、Kasserineを確保した枢軸軍が峠道へと北上を開始する後半戦シナリオをプレイ。降雨のため初動こそ鈍かったForeigner氏枢軸軍でしたが、天候が回復し全力発揮が可能となると峠道への波状攻撃を開始。最前線の米軍工兵隊をすり潰すと、戦線をすり抜けた装甲偵察大隊が駆け付けた米軍第1歩兵師団の司令部まで蹂躙。これは連合軍の第2線も崩壊か、という第3ターンで時間切れ終了。
米軍担当のN村としては、諸兵科連合が重要な本シリーズで、歩兵と戦車がほぼ別フォーメーションとなっている当時の米軍編成の問題点を見事に追体験させられた格好です。戦慣れした独伊のバランスのとれた戦闘団が羨ましいこと。個人的にはこれだけでも入手した甲斐があった、という内容でした。
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