Operation Mercury : GGG 2017/07/09
Company Tactics System, Battalion Combat Series と続いた2017年の作戦戦術級祭りですが、引き続き3作目にして本命のGrand Tactical Series 最新作にForeigner氏と着手してきました。
Operation Mercury: The Invasion of Crete - MMP(→)
中隊ユニットの作戦戦術級シリーズ、Grand Tactical Series(v2.0)の最新作。1941年のドイツ軍によるクレタ島侵攻作戦を、マップ5枚+α、カウンターシート8枚に収録しています。相変わらずの大作志向ですが、双方2個師団づつの登場ですから実態は意外にコンパクト。登場部隊は基本的に歩兵部隊のみで、目につく特別ルールも空挺降下程度と控えめ。最新作にして最も入門向けのゲームが登場しました。
LS, Storming the Kastell, 1941/5/24 0900-1700.
まずは1年ぶりのGTSのリハビリに、クレタ島東部のKastell港に対する独軍第95山岳工兵大隊の攻撃をあつかった入門シナリオをプレイ。双方1フォーメーションづつのミニシナリオですので、正味一時間ほどで難なく終了。最終ターンのチットの綾で、守るギリシャ軍(N村)の勝利となりました。
S1, SNAFU, 1941/5/20 1500-1941/5/21 1900.
昼食を挟んでは、独軍第2降下猟兵連隊によるRethymnonの港と飛行場の攻略をあつかった、1枚マップのシナリオをプレイ。オーストラリア第19旅団とギリシャ軍の有象無象がひしめく同地区に、わずか12ユニットの独軍降下猟兵がフォーメーションを分断された状態で降下してくるという、史実降下の配置のシナリオです。
この兵力差でRethymnon港と飛行場を制圧するという、一見して不可能かと思われた任務でしたが、GTS史上最強クラスの降下猟兵の手にかかればなんとかなってしまうのが恐ろしいところ。Foreigner氏率いる降下猟兵は、群がる連合軍の群れをかき分けて作戦目標港へと邁進。飛行場の東半分を確保し、Rethymnon港まで1km(2ヘクス)へと迫りますが惜しくも時間切れ。連合軍の逃げ切りに終わりました。
この段階で1マップかつ丸1日のシナリオが登場するのは、これまでのGTS作品では例のないことですが、歩兵中心の空挺作戦というシチェーションからプレイは容易。今回も初見にもかかわらず、3時間強でプレイすることができました。特に準備下での一回の突撃をあつかった数ターンのミニシナリオではなく、GTSの醍醐味のひとつであるフォーメーションのローテーションが必要となる、比較的長めのシナリオが手軽にプレイできるのは嬉しいところ。続くシナリオにも期待の高まる一戦でした。
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