Colonizatin Game : GCS 2017/09/17
紆余曲折の末、リリースから2か月遅れでN村の元にも到着したHigh Frontier 3rd editionですが、今シーズンの新作ラッシュに飲まれてしばらく塩漬けに。夏中の放置の末に、ようやく出番が回ってきました。
Colonizatin Game, High Forntier 3rd edition - OSS Games(→)
というわけで、今回はYSGAより第3版初プレイのお二人を交えてのラジカル4人戦。陣営はISRO, ROSCOMOS, B612財団、スペースXとなりました。
今回のクライマックスは、Ceresを拠点とするB612財団(KND氏)と、火星をおさえたスペースX(N村)との、ボーナスVP兼ゲーム終了フラグである「未来」達成競争。ET工場や領有権数ではB612財団が若干有利という終盤で、3枠の「未来」を争うレースが開始されます。
まず先手をとったのが、スペースXによる「ミニブラックホールの生成(Min-Black Hole Creation Future)」の達成。そしてミニブラックホール実験に成功したTW級スラスターは、その足でエンケ彗星へと移動。この彗星にスラスターを据え付け、金星衝突軌道に遷移させテラフォーミングを実施する「金星の新天地(New Venus Future)」開始を宣言します。この達成までの猶予は12年(ターン)です。
対するB612財団の準備していた「未来」は、輸送船による「反物質製造(Antimatter Creation Future)」と、市民権を得たロボット植民者による「フォン・ノイマンの夢(Von Neummann Future)」のふたつのプロジェクト。12ターン以内に残り2枠をこの両方で埋めれば、B612財団の逆転勝利という状況です。しかしここでB612財団は、「反物質製造」の大災害ロールに失敗。このプロジェクトのために集められていた人員と資材が、対消滅の光により消滅します。
ここで残りターンで必要な資材を再生産し、「フォン・ノイマンの夢」だけでも達成できればB612財団も辛勝に持ち込めるか?という微妙な状況だったのですが、必要なステップを再検討したKND氏は投了を宣言。珍しく順調に大災害ロールに成功したN村(スペースX)の判定勝ちに終わりました。プレイ時間は7時間ほど。
余談ながらOne Small SpepによるHigh Frontier第3版プロジェクトの現状ですが、Phil EklundがOSSへのライセンスを引き上げたため、今後の展開はOSSの手を離れました。したがって第3版の販売は流通在庫をもって終了。エラータエラータカードの配布をもって、OSS版の活動は終了となる見込みです。
本家のSierra Madre Gamesの方はといえば、昨年のGenesisから始まるBiosシリーズのリリースが順次予定されており、今年のBios Mefagauna 2, おそらく来年となるであろうBios Origins(Originsリメイク)が準備中。High Frontierが再販されるとすれば、Genesis-High Frontierの連結要素を加味してこの次(おそらく2019年)になるのではないか、というのが個人的な観測です。
| 固定リンク
「GCS」カテゴリの記事
- Lenin & Black Hawk : GCS 2017/12/16,17(2017.12.17)
- Lunch at Frankfurt : GCS 2017/11/26(2017.11.26)
- 惨劇RoopeRΧ : GCS 2017/10/29(2017.10.29)
- Urban Operations : GCS 2017/10/28(2017.10.28)
- The End Game : GCS 2017/10/28(2017.10.28)
「High Frontier」カテゴリの記事
- Future Game : GGG 2022/06/12(2022.06.12)
- Core Game : GGG 2022/03/13(2022.03.13)
- Alien Invasion : GGG 2021/11/14(2021.11.14)
- Conflict (Future) : GCS 2021/10/31(2021.10.31)
- Alien Invasion : GCS 2021/10/30(2021.10.30)
コメント