Good Morning Lenin : 秋葉原会 2017/12/23

再びの歳末秋葉原にて、現代市街戦インスト会を開催。

Good Morning Lenin, Mogadishu 1993/06/17 1130 - Urban Operations(→)

今回はHA氏、「ジブセイルゲームズ」のN氏をお迎えしてのインスト戦。先日もプレイしたモガディシュのフランス軍シナリオを題材に、両氏がフランス軍の各小隊を担当。対する教官役のソマリア民兵はFORGER氏。Ｎ村はフランス軍のサポートとして、中隊長（という名のルール解説）と補給段列を担当しました。

レーニン通り広場と病院という両翼の作戦目標に対し、フランス軍両小隊長は第一目標の広場に両小隊を集中投入する堅実な作戦を立案。中隊長もこれを承認し、フランス軍の作戦は開始されます。

主力のVAB装甲車装備の第一小隊（HA氏）は、奇襲効果で民兵を蹴散らすと広場を制圧。VLRAトラック装備の第2小隊（N氏）は、路地を大きく迂回すると、広場のさらに後方に進出。この方面からの民兵の増援を牽制しつつ、側面へと展開します。ここまではおおむね作戦通り、といったところです。

今回の山場は、広場を分断するレーニン通りを巡る戦いから。広場から一旦追い払われたソマリア民兵は、広場を囲む建物の背後に民兵を集結させて機会をうかがうとともに、レーニン通りにテクニカルを展開。歩兵の有効射程外から重機関銃の射線で広場を分断し、フランス軍の集結を妨害します。放置された病院側から前進してきた民兵への警戒もあり、フランス軍の兵力も余裕はなし。この対策として、市街地の接近戦でその能力を持て余していた狙撃班が投入されます。

こうして市街戦としては珍しい長距離（約100m）で、スナイパー対テクニカルの重機関銃という珍しい射撃戦が始まります。この戦いは数ターンにわたる射撃戦の末、仏軍スナイパーがテクニカルを撃破して終了。駆け付けた救護班により、狙撃班の傷を癒します（救護班ブロックによる回復アクション）。またこの間に、スナイパーは広場の民衆に紛れた民兵からの攻撃（イベントカード）をその狙撃により阻止（カウンターイベント発動）するなど、八面六臂の大活躍を見せます。

しかしこの戦闘により、ソマリア側は接近戦が苦手な救護班と狙撃兵が広場に展開していることを察知。路地に潜ませていた小隊相当の部隊を広場へと突入させ、この殺害を目論む攻勢を開始します。さらに再びの民衆からの伏兵攻撃により、救護班と狙撃班に手傷を負わせます。ちなみに通常のブロックは3ステップですが、規模の小さい狙撃班は2ステップブロック。あと一撃を受ければ、除去により仏軍失点です。

フランス軍は回復させた狙撃班を退避させるとともに、広場入口を警戒していた歩兵分隊とVABが民兵小隊を撃退。激戦の末、辛うじてこの突撃を撃退します。しかしフランス軍が安堵したこのタイミングで、民兵小隊で唯一生き残っていた小隊長が、広場の反対側の救護班を狙撃（約50m）。応射せず後退を選択した救護班でしたが、この撤退判定で2ステップロスの大失敗が発生。背後の民家に駆け込もうとした背中にAKが叩き込まれます。こうして狙撃班を救出した英雄が凶弾に倒れたところで、時間切れ終了となりました。

ここまでのプレイ時間は、インスト込みで6時間弱。ゲームとしては全10ターン中6ターンが経過。勝利条件としてはレーニン通り広場の目標建物のうち一か所に、依然として民兵が潜伏。また仏軍救護班の除去により、ソマリア側優勢という状況でした。