ネアンデルタール＆シンデレラ : SoGC 2018/01/06

2018年最初のウォーゲーム会は、ソフィアゲームクラブより。

「シンデレラガールズ学園物語」JCクリエイツ

とか言いながら、2018年最初のゲームはこちら。「恋愛シミュレーションゲーム」というか、いわゆる「ギャルゲー」を題材にした2人用カードゲーム。"All's fair in love and war"という格言もありますので、広義のウォーゲームではないかと思われます。

特徴は非対称の協力ゲームという独特の構造。一方のプレイヤーがヒロインを攻略する「主人公」、もう一方のプレイヤーがそれを助ける学園の事情通である「悪友」を担当します。「悪友」は攻略対象となるヒロインカードのデッキを使用し、「今回は勉強しておくいいぞ」「彼女はスポーツが好きなようだ」などと「主人公」にアドバイス。「主人公」はこの助言を参考にステータスカードのデッキからカードをプレイし、自分の能力を成長させます。そして公開されたそのラウンドのヒロイン達のなかから、「主人公」のステータスが合致したヒロインが存在すれば同カードを獲得。5ラウンドのプレイで、6人のヒロインの中から誰か一人の全カード（4枚）を獲得することを目指します。

「悪友」の助言に従っていれば確実とはいえ、「主人公」の手札に該当するステータスカードが存在するとは限りません。またカード配分（6人のヒロイン各4枚から毎ターン4枚が登場）が絶妙で、主人公が獲得できなかったカードは再登場しないため、誰を切るか、誰に集中させるかの判断が悩ましい。また1枚だけ許された、翌ラウンドへのホールドの使いどころも難しい。単純なシステムながら、「主人公と悪友」というギャルゲーにありがちな設定の落とし込みが見事な小品でした。ヒロイン単位でカードを集めるため、何枚かヒロイン名の誤植があるのが大変惜しいところです。

今回は担当を交代しながら、3戦をプレイして2勝1敗に終わりました。プレイ時間はインスト込みの1時間弱。

Neanderthal - Sierra Madre Games(→)

午後は手すきの3名にて、1年半ぶりのNeanderthalをプレイ。昨年のアップデートで求婚と婚姻関係のルールが整理されたため、その確認も兼ねています。

というわけで、初プレイのYMD氏を含むインスト3人戦。今回は各種族とも致命的な被害こそ被らないものの、狩りの成果もイマイチで伸び悩み。このままでは誰も部族社会に突入できず、ウホウホ言いながら氷河期が終わってしまうのではないかと危ぶまれます。しかしバランスよく「部族の娘」を揃えていたハイデルベルグ原人（YMD氏）が、最終1ターンを残して部族社会への進化に成功。最終ターンに他部族へと婿ミサイルを乱射するとともに、馬の家畜化に成功するなど一気に得点を伸ばして荒稼ぎ。2位のクロマニヨン人（Ｎ村）にダブルスコアに近い大差をつけての圧勝に終わりました。プレイ時間はインスト込み3時間ほど。

旧オプションルールから格上げ差し替えられた婚姻ルールは、娘好みのボキャブラリー先攻の判定順もそれらしく、ルール自体も整理されて好感触。近春に予定されている第2版にも期待です。