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Bios Genesis/Megafauna 2nd : GCS 2018/02/25

日曜坂戸は、懸案のBiosシリーズ第2版連結ゲームに挑戦。

という予定でしたが、前日の盛況とはうって変わって日曜日の出足は鈍め。
人待ちがてら、午前中はFORGER氏と金星編をプレイしていました。

Venus Plant vs. Animal Game, Bios: Megafauna 2nd edition - Sierra Madre Games()

火星、金星ソリティアの植物BOTを、プレイヤーが担当する2人プレイバリアント。今回はルール説明を兼ねて植物を担当しました。

Bm2_2018022501a

乾燥、寒冷の火星バリアントに対し、金星編は雲量そこそこ、温室効果大の植物に有利な状況からのスタート。植物-動物バリアントでは「高い二酸化酸素濃度で植物のアクション増加」→「マップ上の植物が増加」→「酸素濃度が高まり動物のアクションも増加」というフローがあるのですが、初期条件が植物有利な金星バリアントはこのスタートにおあつらえ向きの設定。懸念は温室効果暴走によるゲームオーバーですが、今回は中盤のこの危機を紙一重で回避できたことから、金星生態系は急速に発展。地球編のプレイに匹敵するような、多様な生態系が誕生してゲームは終了。古典SFに登場するようなジャングル惑星が誕生することとなりました。プレイ時間は1時間強。

勝敗は種分化を繰り返した動物陣営の勝利。ゲームバランスの点でも、初期に有利な植物が伸びると、動物もアクションが増加して追い上げることができる、というギミックは好感触。この地球編をプレイしたら面白そう、というわけで課題追加。


昼食をはさんでの午後は、折よく来場したYMD氏を捕まえてGenesis/Megafaunaの連結ゲームをようやく開始。

この連結ゲームはキャンペーンの全体で勝敗を競うような設定ではなく、Genesisで作成した多細胞生物の特性を引き継いでMefafaunaを開始できる、というだけの連結ルールです。おそらく続編のOrigins, High Frontierのリリース後に得点調整を含むキャンペーンゲームが導入されるのではないかな?と期待しています。とはいっても、ルール説明の段階では誰も勝利条件を気にしていないのが、訓練されたシエラ会メンバーでした。

※旧連結キャンペーンゲームのBios: Origins(和訳参照)では、単純に各ゲームのVPを累積していったため、相対的に得点幅の大きなMefafaunaで序盤に勝敗が見えてしまう、という問題点がありました。


Bios: Genesis 2nd edition - Sierra Madre Games()

まずはBios: Genesis第2版での生物作成からのスタート。今回初プレイとなる第2版では、各プレイヤーのワーカーであるバイオントの数が3個から4個に増加。これにより生物へ複数バイオントを投入しての育成加速や、生物を育成しながらレフュジアで生合成や追加生物の作成を試みるなど、作戦の柔軟性が格段に向上しました。その他のコンポーネント上の初版からの変更点は、カードイラストの変更とエラータの訂正、触媒トークンの材質変更のみで、ゲーム内容にほとんど影響はありません。初版のみお持ちの方も、代用トークンを用意して4バイオント版でプレイしてみることをお勧めします。

Bios_genesis_2018022504a

というわけで始まった経験者3人戦。今回は各プレイヤーともじっくりとレフュジアを育成。手堅い原生生物を確保してのスタートとなります。しかしそこから多細胞生物までの道のりは、なぜかなかなか進まず。最初に登場した腕足動物(YMD氏)に至っては、環境変化に耐えられずに単細胞生物に戻されるなど、お前はミクソゾアか!というプレイが続きます。そういえば、シアノバクテリアとサルモネラ菌に延々足を引っ張られていた棘皮動物もいたそうで……パラサイトひどいね!

とはいえそこは初版からお付き合いいただいている経験者同士。最終的には全員がきっちり多細胞生物をそろえ、陸上に両生類(FORGER氏)、海中に海藻(YMD氏)とそれを餌にした腕足動物(YMD氏)、腕足動物を捕食する扁形動物(N村)という生態系が完成。単独で陸上生態系を確保し、海中トップの扁形動物にバイオントを共生させていたFORGER氏の勝利となりました。プレイ時間は2時間強。


Bios: Megafauna 2nd edition - Sierra Madre Games()

続くMegafaunaは、Genesisで作成した多細胞生物に対応する陣営を担当してのスタート。また陸棲生物を作成していた場合は、通常のアーキタイプに加えて、獲得していた器官に応じた基本器官が追加されます。海棲生物の場合は、クラトン上の大陸棚からの水中スタート。上陸するために所定の手順を踏む必要があるため、陸棲プレイヤーから1ターン程度に相当するペナルティがあります。

今回はGenesis首位のFORGER氏が両生類→脊索動物へ。2位のYMD氏が腕足動物から軟体動物を選択(海中スタート)。最下位のN村は、扁形動物から変換できる軟体動物を先に選択されたため、余っていた植物(菌類)を選択しました。

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ゲームの展開は、序盤の相次ぐ砂漠化イベントで脊索動物と軟体動物のホーム大陸が完全に砂漠化。いち早くフライヤーを投入していた脊索動物は、地球を一周して菌類大陸に飛来。スイマーを投入していた軟体動物も、海洋を経由して菌類大陸に避難してきます。

こうして半球が砂漠化した地球の残る半球に、3陣営の生物がひしめき合う展開に。とはいえ繁殖系(青)の変異がなかなか登場しなかったため、大陸を席巻するような覇権生物は出現せず。個体数は少ないものの、各陣営とも2-3種を抱える多様な生態系が出現してゲーム終了となりました。プレイ時間は2時間強。

勝敗は軟体動物と菌類が同点首位。1点差で脊索動物という接戦でした。余談ですがN村菌類陣営の主力は「甘い胞子(果実)を餌に軟体動物と共生する胎生のキノコ」。この果実(相利共生1VP)で軟体動物を釣っての同点首位でした。


というわけで昼から夕方までのプレイで、冥王代から新生代までの40億年のプレイを完遂。なかなか手軽で楽しめる連結ゲームでした。Megafauna 2ndからOrisinsへの連結ルールも収録されていますので、3人であれば生命誕生から核時代までの連結プレイも、1日で無理なくプレイできそうな感触でした。これは久しぶりにOriginsも発掘せねば。

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