Red Storm (RS1) : GGG 2020/02/09
2020年初参加のGGG。今年の課題アイテムの顔見世にRed Stormを持参したところ、過去に同シリーズにお付き合いいただいていたS木氏からの早速のプレイ希望が。ならばひとつプレイしてみますかということで、本シリーズ8年ぶりの突発リハビリ戦を開催してきました。
Red Storm: The Air War Over Central Germany, 1987 - GMT Games(→)
Downtown (2004)に始まるGMTの空戦シリーズ第4作。2.5海里ヘクス、1分ターン、小隊ユニットという空戦ゲームには珍しいスケールで、「ある目標に対する攻撃隊の突入から帰還まで」を再現します。個人的には既存の空戦ゲームのうち、もっともお気に入りのシリーズです。
そして今回の舞台は1987年の西ドイツ南部における、第三次世界大戦の航空作戦。ウォーゲーマーには見慣れたマップの上で、いわゆる作戦級陸戦ゲームにおける航空支援のコラムシフトや阻止攻撃を届けるため、航空部隊はどんな戦いを繰り広げていたのかを追体験するゲーム、ということになります。
RS1: Morning Recon (1987/05/12)
両陣営の緊張が高まる東西ドイツ国境。Hoxter付近に展開したNATO軍の陣容を探るべく、Su-24MR(2機編隊)が越境強行偵察を試みるという導入シナリオ。守るNATO側は、CAPのFGR2(2機編隊)と2基のSAM(HAWK C)という陣容。開戦前のシナリオということで実際の戦闘は実施しませんが、Su-24が4か所の偵察目標を通過して東ドイツ領に逃げ帰る前に、NATO側は「CAP編隊からの目視確認」「BVR攻撃のロックオン」「目視交戦」「SAMからの完全ロックオン」のすべてを達成すれば勝利。このひとつでも阻めばWP側の勝利となります。
WP側を担当したS木氏は、超低空からの隠密侵攻を選択。国境のブロッケン山を地形追従飛行で飛び越え、探知を受けることなく西側に侵入することに成功します。しかし山地を抜けたところで、重厚なNATO監視網が不明機の侵入を捕捉。警報を受けてすれ違いに飛来したFGR2は、鋭い降下旋回でSu-24の背後上空のポジションを得ると、ルックダウンでのBVRロックオンにあっさりと成功。ベトナムや中東で、ルックダウンレーダーの駄目さ加減が染みついていた両プレイヤーを驚愕させます。
絶好のポジションを得たFGR2は、そのままSu-24への降下接敵に成功し、勝利条件のうち3項目を達成。しかし逃げるS木氏も歴戦のDaowntownプレイヤー。巧みな地形利用と対レーダー機動を繰り返し、HAWKのロックオンを妨害。規定ターン数のロックオンを与えず、ブロッケン山の山麓に逃げ込むことに成功。そのまま東側に姿を消し、WP側の逃げ切り勝利に終わりました。プレイ時間はインスト、プロット含めて2時間弱、というところでした。
1987年5月12日、東西ドイツ国境。 pic.twitter.com/s9iyYNIGRc
— N村 (@enumura) February 9, 2020
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コメント
Red Storm:2019年12月にYSGAにて英文ルールでプレイ着手するほど局所的に盛り上がっていたのですが、2020年3月4月と対人プレイそのものが難しい状況となっています。また盛り上げてNATO軍のDeep Strikeとやらを体験してみたいです。
投稿: cedermt | 2020年3月29日 (日) 23時38分
各地でじわじわと盛り上がりを見せていますね。中東ブートキャンプが一段落しましたので、こちらも欧州へ移動の見込みです。
投稿: N村 | 2020年3月29日 (日) 23時49分