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Bear Flag Republic : RBT 2021/02/23

2021年の初物ウォーゲームは、ベテランデザイナーのご当地ゲームから。

Bear Flag Republic - Quarterdeck International ()

Jack Greeneの2020年作品。数年前にGMTにOne Small Stepにプレオーダーが登場しましたが、オーダーが集まらずリジェクト。改めてデザイナー本人のプライベートブランドから出版されたいう紆余曲折を経た作品です。さすがのアメリカでも、ニッチなご当地ゲームは難しかったようです。(※2021/2/24 リジェクト元を訂正。2017-18年頃でした)

Bfr-2021022104a

肝心のテーマは、米墨戦争のサイドショウとなる太平洋戦線と、その発端となるカリフォルニア共和国の顛末。当時アメリカ系移民が多数流入していたメキシコ領アルタ・カリフォルニアにて、メキシコとの開戦まぢかと盛り上がった米系移民が、現サンフランシスコ付近で蜂起。メキシコ軍の駐屯地を占拠して「カリフォルニア共和国」を宣言したのが本戦役のオープニング。

開戦にともない海路到着した米海軍と海兵隊がこの統治を引き継ぎ、西海岸の主要拠点を上陸制圧しするまでが前半戦(ベアフラッグ叛乱)。一旦制圧されたメキシコ側が、援軍と住民蜂起で反撃するも、陸海の増援を得た米軍がこれを粉砕する後半戦(カリフォルニア蜂起)の戦役全体を扱います。余談ですがこのカリフォルニア共和国の旗が、熊を意匠にした「Bear Flag」で、現在のカリフォルニア州旗の原型となっています。

ゲームシステムは、PtPのマップでのオーソドックスな移動-戦闘、戦力比戦闘。予備指定によるリアクション移動がある程度で、特に難しいところはありません。艦隊を持つアメリカ側のみ1隻単位で艦船が登場し、海兵隊を上陸させてくるとともに、海上移動が可能です。万が一オレゴン条約が締結されず、イギリスが介入してきた場合のみ、メキシコ側に英海軍、アメリカ側に仏海軍が登場し、海戦が発生しますが、これはかなりのレアケースです。

全体的に広大なエリアのわりにユニット密度が薄く、戦線を押し上げるより、拠点をめぐるゲリラ戦が中心になる感触。また少ないユニットに2d6の幅のある戦闘システム、そしてランダムイベント、カードイベントがダイレクトに効いてくるため、展開は荒れ気味です。競技ゲームとしては少々問題がありますが、オールドスクールらしいヒストリカルな小ネタが散りばめられており、替え馬のない珍しいテーマを手軽に追体験できる作品です。

Bear Flag Rebellion, 1864/05-08.

今回はソロプレイにて、序盤シナリオを中盤の6月まで。AARでは順調に「カリフォルニア共和国」の一党がサンフランシスコ付近を制圧していますが、勝利条件的には8月末までにカリフォルニア全土の制圧が要求されています。メキシコ側はあまり選択の余地がありませんが、アメリカ側の詰め将棋としてはかなりの手際が要求されるバランスです。

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