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Pax Renaissance 2nd : RBT 2021/03/06

今回は埼玉にもION/Sierra Madre GamesのKS香港便が無事到着。
和訳もどうにか間に合いましたので、荷物を解くなり早速ソロプレイを試してみました。

Pax Renaissance 2nd edition - ION/Sierra Madre Games ()

ルネサンス時代の銀行家として、世界を望ましい思想の新時代へと導くべく、欧州諸国家へ影響力を振るう1-4人ゲーム。2016年の初版からコンポーネントを刷新。HF4Aと同クラスの大箱に、旧拡張相当の内容も収録したデラックス版となりました。

Pr2-2021030601a

ゲームシステムは初版とほぼ同様。繰り返すのもなんですので、詳しくはこちらの初版レビューへ。()

システム面で大きな変更点は、紅海交易路(白)の追加、各帝国への宗教国カードの追加(すべての帝国が封建制と宗教国2種に変更可能に)、1-2人プレイ用BOTルールの追加、といったところ。

ちなみに追加された紅海交易路は、ポルトガルのインド航路開拓により東方貿易の独占が崩れたヴェネツィアが、オスマントルコを焚きつけて紅海ルートでポルトガルの牙城を崩そうとした試み(史実では失敗)を再現するものです。このため初期には使用できず、解放条件もなかなかタイトです。

また全体的にプレイ例と解説図は増えたものの、Sierra Madre Gamesでも最も独特なルールライティングは旧版を踏襲。本作のルールを初めて読んだ方は、突然出てきた用語が説明なしで投げ出されるのに困惑すると思いますが(ルールを読めなかった人は大体これ)、本作では頻出する処理はサブルーチンとして用語集で解説される構造になってます。これはこれで合理的な構成なのですが、初見でこの構造に気づくのは難しい。戸惑った場合はとりあえずスルーして全体の把握を優先するか、いちいち用語集へ飛んで確認することをお勧めします。特に重要なルールとしては、体制変更(regime change)と会戦(battle)の処理がこの外部参照処理となっています。

というわけでのテストプレイは以下。プレイ感はほぼ変わらず。あとはカード記載の特殊能力(40枚超……)を確認すれば、早々に投入できそうな感触です。

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