Pax Renaissance 2nd : 山田邸 2021/03/28
今年度最後のゲーム会は、カードルールを訳したり、諸々の整備をひとまず終えた最新作の人柱会に。
Pax Renaissance 2nd edition - ION/Sierra Madre Games (→)
家主の山田洋行氏に加えて、シエラマドレ人柱会の猛者(FORGER氏&一味氏)を招集しての4人戦。毎度お世話になります。この両氏は旧版経験者ですが、なにぶんN村を含め最後に対戦したのが5年近く前。復習を兼ねて一からのインストとなりました。
手探りの一戦目は、ジハードでオスマン帝国をイスラム神権国家とし、東方諸国にジハードを輸出して宗教的勝利を目指すクール家(一味氏)と、西欧と東欧の封建国家を糾合しての帝国的勝利を目論むフッガー家(N村)の頂上決戦に。結果は不用意な内輪もめでカソリック、改革派のビショップが対消滅した隙に、イスラム教の宗教覇権で差し切ったクール家の勝利に終わりました。プレイ時間はインスト込みの4時間ほど。
そして続く2戦目は、ふたたびオスマン帝国を起点に、東地中海の帝国的勝利を目論むクール家(一味氏)、ポルトガルからグローバリゼーション的勝利を目論むフッガー家(N村)、この大西洋岸の商業利権を食い荒らして台頭するマルキオンニ家(山田氏)、いつの間にかルネサンス的勝利を狙える共和制国を揃えてきたメディチ家(FORGER氏)という展開に。あわや山札切れの勝利判定(パトロン的勝利)かというところまでもつれ込みましたが、東地中海に加えて婚姻政策によるイングランド掌握を足掛かりに、ポルトガルも従えたクール家の勝利の2連勝に終わりました。こちらのプレイ時間は2時間ほど。ルールからは重厚長大な長時間ゲームを想像するかもしれませんが、意外とあっさり決着の付くゲームです。
ところで今回のフッガー家N村、2戦とも金策無視の脳筋武闘派タブローを作ってしまい、差し切り失敗で崩れた際は巻き返せずに散々な目にあいました。銀行家?貨幣経済ってなんですか?
ちなみに前回の記事にも書いたように、コンポーネントこそ刷新されたデラックス仕様ですが、ゲームの内容自体は初版とほぼ同様です。独特の構成に面食らうことと思いますが、ルール構成(A1c)にも書かれているように「用語集」までがルールですのでお忘れなく。
・今回のプレイミス
一方のデッキが枯渇した場合、もう一方のデッキから引いたカードでマーケットを更新する(D2b)。
キングとクイーンのロイヤルカップルは、1アクションで2枚セット4フロリンで売却しなければならない(E3a)。
ビショップは威信を沈黙化しない(F1g)。
課税で徴兵を実施するのは、課税された側(F4)。
投票のターゲットは東方/西方の制限のみで、実施したカードのロケーションに限定されない(F6)。
香辛料諸島のトレードシフトの実施には、実施プレイヤーに探検威信が必要(H1a)。
キングとクイーンのロイヤルカップルは、個別にOPを実施する(I1b)。沈黙化は両方が被る(I1e)。
特殊能力Abilityの効果は累積する。フリーOpsと赤テキストは累積しない。用語集。
海賊無効の特殊能力を持つ利権が配置された海境界にも海賊Pirateは進入でき、この場合は利権と共存する。ただし交易市には関与できない。用語集。
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