Pax Viking : RBT 2021/04/03
2021年度の初ゲームは、PAXシリーズ最新作のソリティアから。
Pax Viking - ION Game Design (→)
IONのリードデザイナー、Jon MankerによるPAXシリーズ最新作。10世紀の欧州を舞台に、ヴァイキングの首領として欧州に覇をとなえるマルチゲーム。
見た目は普通の領土拡張ゲームの体になりましたが、基本的なシステムはPAXシリーズを踏襲した簡易版。円形の「サガ」タイルが一列に並べられた「サガ・トラック」(マーケット)から「サガ」を「購入アクション」で手札に確保。各プレイヤーに指定されたマップ上の本拠地から、この「サガ」に指定された「リージョン」(ロケーション)まで「ロングシップ」を「航海アクション」により移動。対象の「リージョン」で「サガ」を「プレイ・アクション」して配置することで、リージョンの交易利権や領土を確保。ここにロングシップを配置した状態で「活性化」アクションを実施することで、該当の収入などのボーナスを獲得します。
そしてこの「サガ」の配置時には、対応するいずれかの支援者(「ヤール」「スウェーデン」「教会」「ルース」)のトークンが配置され、これが一種のVPとなります。「手持ちの教会をすべて配置する」「指定のリージョン4か所に、それぞれスウェーデンを配置する」等、いくつかある勝利条件のひとつを満たせばサドンデス勝利。デッキ切れの判定の場合は、支援者数の合計で勝敗を争います。
また各支援者の数が単独首位となっているプレイヤーは、それぞれ対応する強力な特別アクションが利用可能となります。どの支援者を伸ばしてゆくかも作戦のひとつです。そのほかに他のプレイヤーがマップ上に確保した「サガ」をロングシップにより奪取する「恫喝」のアクションも存在しますが、基本アクションはこの5種のみ。PAXシリーズ随一の手軽なルールとなっています。ゲームターム、アクションとも少ないため、プレイヤーエイド(ロゼッタスターン)とプレイヤーボードに必要なルールがすべてまとめられているのも、プレイの容易さに一役かっています。
1人プレイ用のルールも用意されていますが、今回はテストプレイとして3人想定のソリティアを実施。デッキ切れを目前に、武功により東西に公領を打ち立てた陣営の勝利となりました(「ヤール」の全配置サドンデス)。
Pax Viking - RBT https://t.co/Mi1hJpyprY 3人想定ソリティア。
— N村 (@enumura) April 3, 2021
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