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La Legion saute sur Kolwezi : RBT 2021/06/05-20

先日は長年捜索していたOperation Dragon Ruge (Simulations Workshop)が、デザイナー公認でCyberbordとZunTzuのモジュールとして公開されるという、ベルギー植民地ウォーゲーマー歓喜の事件が発生。
それはそれとして、Urban Operationsにもコンゴで人質絡みのシナリオがあったよなと思い立ち、久しぶりに同作を発掘。以前は冒頭だけのプレイで中断していた、コルウェジ人質救出作戦のシナリオをソロプレイしてみました。

La Legion saute sur Kolwezi: 1978/05/19 1540, Urban Operations, Nuts! Publishing()

エリート部隊シナリオ集「Four Aces」収録の「外人部隊のコルウェジ降下」シナリオ。コンゴ動乱でモブツが政権を掌握した後、アンゴラに逃れたカタンガ兵がアンゴラ解放人民運動(MPLA)の支援を受けてコンゴ解放民族戦線(FNLC)として再起。2度にわたりコンゴへの侵攻をはかるジャバ戦争が勃発。欧州系の住民も多数居住するシャバ州の州都コルヴェジを占拠したことから、フランスが外人部隊の空挺作戦により、西欧人の救出をはかったという作戦です。なぜ唐突にフランス軍?当事者のコンゴ(ザイール)と旧宗主国のベルギーは?というあたりが大変面白い(酷い)エピソードです。

シナリオの設定は、マップ南部から侵入してくる中隊規模のフランス軍(第2外人パラシュート連隊黒中隊)が、マップ上にダミーとともに伏せられた人質駒の安全を確保するというもの。安全を確保した人質の数で勝敗のレベルが決定されます。

Uo-fa01t0101

対するFNLCは、マップ北側に1個小隊、南側に2個小隊のこちらも中隊規模の部隊が展開。マップ中央付近の駅舎の確保と、中盤以降にイベントを切ることによる旧市街からの増援(歩兵、装甲車各1個小隊)が勝利段階に関わります。ただし増援のイベントは、仏軍の早期西方突破によりキャンセルされてしまいます。

こうした勝利条件から、序盤は質量ともに優位にある外人部隊がFNLCを圧倒。増援キャンセルのため仏軍1個小隊が突破したあたりで、FNLCにも北部の小隊が到着して兵力が均衡。ここから質的優位のみでどこまで仏軍が押してゆけるか、という展開となります。登場するのは軽歩兵と若干の装甲車のみ。序盤は優勢な外人部隊による教科書的な制圧作戦が進められ、終盤に向けて徐々に難易度が上がってくるという、インスト戦にお勧めのシナリオでした。

実際のプレイはこちらから。

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