義経 : 家庭内 2022/03/20
三連休の中日に、大河ドラマ視聴中&アニメ『平家物語』履修済みのムスメと旬の旧作を対戦。
「義経」Game Journal No.21 (→)
2006年のゲームジャーナル誌付録。富士川の戦い直前からの源平合戦を、独特のデッキビルド・システムで描くウォーゲーム。デザイナーは池田康隆氏。写真はゲーム終盤、平知盛関東討ち入りの巻。
問題のデッキビルドは、毎ターン両陣営は活性化する武将を指定したカードを指定数まで選択。この双方が選択したカードでひとつのデッキを作成し、引かれた武将から順次行動してゆくというもの。シンプルなルールながら、大枠を立てる戦略眼と想定外の事態に対処する瞬発力が試される面白いシステムです。
また後白河法皇が味方している陣営(おおむね京を支配していない方)は、追加で法王のカードが仕込めるのがポイント。各武将のカードは1枚のみですが、任意の武将を活性化させられる法皇の「追討令」とのコンボにより一気に切り込むことも可能で、これまた面白い味付け。ルールわずか3ページのミニゲームながら、源平合戦らしい混沌とした展開が楽しめる好ゲームです。
今回はムスメ源氏方、父平氏方での対戦。おおむね北陸~信濃~尾張のラインで大軍勢の消耗戦が続く東国と、源氏方(というか反平氏)の緒方、河野による大宰府~瀬戸内の日宋交易ラインへのゲリラ戦という展開に。平氏方は終盤まで東国ラインを維持していたのですが、総体的に西国全体が手薄に。最終ターンの源氏方は僧兵による京突入、河野勢による長門の宗盛抹殺を狙う起死回生の同時攻撃を目論んできましたが、京に突入した僧兵は重衡の焼き討ちで四散。また河野勢は瀬戸内の平家水軍に引っかかり「あと一手あれば宗盛を打ち取れた」という接戦で平氏方の逃げ切りに終わりました。
本日の予習。 pic.twitter.com/zkCtnoiGAg
— N村 (@enumura) March 20, 2022
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