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First Punic War : 山田邸

9月の山田洋行氏との対戦は、ひさしぶりの雑誌付録ゲームより。

First Punic War 264 to 241 BC - Strategy & Tactics #336 ()

タイトル通りの第1次ポエニ戦争戦略級。デザイナーはJoseph Miranda。アクションポイントを消費してユニットと戦略チットを購入し、またアクションを実施するという、最近の同氏定番のシステム。これ戦略チットに含まれる「外交」チットを使用した中立国に対する外交と、艦隊ユニットによる海上移動が載せられている程度で、基本部分はZOCありメイアタックの作戦級。特別ルールによる展開制御も、外交しやすい中立国(といっても1d6に+1DRM)が設定されている程度で、よく言えばシンプル、悪く言えば大雑把なシステムです。

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ルールを読んだ段階では、これで大丈夫なのか?という危惧もありましたが、実際にプレイしてみると意外にそれらしい展開になるのに感心。また珍しく交互アクションではなく、片方の陣営が自手番に一気に全アクションを実施する手順なのも懸念点でしたが、このおかげで古代戦らしい隙をついた大胆な侵攻(や大失態)が発生するので、これもアリか?という気分に。

欠点といえば、順当にプレイすると艦隊は消耗を避けるため港から港へと飛び石に移動するため、第1次ポエニ戦争なのに洋上海戦が発生しないところ(港へクスの艦隊を殴りに行くのはアリ)。とはいえ洋上迎撃ルールを追加するのもルールが煩雑になりそうですし、これはこれで手軽な佳作というところでしょう。

Opening Clash

今回はお試しに、4ターンの前半戦シナリオを対戦。 順当にMessanaに駆け付けたローマ軍(山田氏)に対し、カルタゴは外交でシラクサを味方につけると、カルタゴ=シラクサ連合軍によるRhegiumへの逆上陸を実施。これでシチリアのローマ軍主力の退路を断ったかに思われましたが、動員力に勝るローマは新編成の軍団でRhegiumをあっさり奪回すると、メッシナ海峡を通過してその足でPanormusとLilybaeumを電撃奪取。これでシチリアのカルタゴ側拠点はシラクサのみとなり、一転してカルタゴが窮地に。辛くもシラクサ攻囲戦はハミルカル率いるカルタゴ側の勝利に終わりましたが、シラクサに展開する野戦軍はローマ優位。カルタゴ側も打って出ることができず、両軍主力がシラクサで釘付けとなります。

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こうしてシチリア戦線が手詰まりとなったことから、両陣営は中立国に対する外交と、小規模な両用部隊による拠点襲撃に活路を見出します。この戦いでカルタゴはヌミディアを味方につけ、遠路マッシリアを占領するなどの成果をあげましたが、全体的にはシチリア戦線で優位に立ったローマが戦線を押し上げる格好に。サルディーニャ全島を確保し、ここを拠点にカルタゴ本国を射程に収めたローマ優位の引き分け、というところで前半シナリオが終了。順当にいけば、ここからローマ軍のアフリカ遠征。そしてカルタゴ留守部隊による迎撃という後半戦に続くはず。細部はともかく、戦争の流れは再現できているんじゃないの?という感想戦となりました。

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