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Matrix Games : GCS 2022/11/20

本題の人柱会があっさり終了したため、引き続き同メンバーにてMatrix Gameの新ネタ体験会を開催。

Defence Procurement - Tim Price ()

Pd-2022112004a

英国防省の開発・調達計画「遠距離目標精密攻撃プログラム」を舞台に、サブプロジェクト(スマート野砲弾頭、補助ロケット推進弾、徘徊型兵器)を請け負ったメーカー3社と、国防省側の担当部局(陸軍司令部、防衛装備能力局、防衛調達局)の立場でドタバタするという、プロジェクト・マネジメントのゲーム。
ゲームの内容は各プロジェクトの技術成熟度(TRL)と政治的承認度(APL)を高めながら、必然的に発生する技術的、政治的問題を解決し、予算を確保して約10年間のプロジェクトを遅滞なく進める、というもの。またMatrix Gameとしては例外的に、固定アクションというべきものが多数用意されており、アドリブ要素は少なめ。もう少し練ればボードゲーム化もできそうな内容です。
今回は各プレイヤーに請負3社を担当していただき、政府側部局をファシリテータが担当。初期予算3年分の間に開発実績積んでロビー活動を重ね、プレゼンを経て本予算を確保するまで、小一時間のショートセッションを実施。各社とも滑り込みで予算を承認させることに成功しましたが、某国からの技術移転が国際兵器取引規制の政治案件化する事件あり、他社プロジェクトの予算を狙って足を引っ張る悪徳企業ありと、いつゴルゴ13が呼ばれてもおかしくない展開となったのでした。
本作については和訳テストプレイのまとめもありますので、興味のある方はこちらへ。

◆「防衛調達の実態」マトリクス・ゲーム(動作テスト)()

 

Lasgah Pol, Peace keeping in Afghanistan - John Curry & Tim Price()

Lp-2022112003a

続いては良くも悪くもゆるゆるな、Matrix Gameらしいこちら。Matrix Gameの入門書「Matrix Games for Modern Wargaming」収録されたモジュールで、アフガニスタンの地方都市を舞台に、治安維持に派遣された英軍歩兵中隊のCOIN活動をテーマとしています。設定の規模感としては「Zurmat」のひとつのタイルだけをプレイするような格好です。登場するのは前述の英軍部隊のほか、地元の知事、国軍、警察、そしてタリバンの部隊長と導師という構成。西側的価値観の持ち主が、英軍しか登場しないのがポイントです。
今回は英軍、知事、タリバン部隊長をプレイヤーとして、序盤2巡分のお試しセッションを開催。タリバンによる市街検問所への示威テロに始まり、英軍が尻を叩いてのアフガン部隊による市内ガサ入れ。これで発見されたアジトに対する国軍のスタンドプレイによる強襲成功と、成果を誇示してアピールに余念がない知事という波乱の展開となりました。COINシリーズでテーマに理解のあるプレイヤーがそろっていたこともあり、これは意外に扱いやすいモジュールでした。

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