Butterfly Combined Game : GCS 2022/12/18
続く午後は、生物進化ゲームのバリアント人柱会へ。
Butterfly Combined Game, Bios Mesoafauna - ION Game Design / Sierra Madre Games (→)
本作は先行する大型生物(※100g級以上)の進化ゲームBios Megafauna 2ndの中型生物版(※肉眼で見える程度)ですが、生物の進化とニッチ競合に関するルールはほぼ共通。これを利用して、同ゲーム内でメガファウナ種とメソファウナ種の双方を登場させるButterfly Combined Gameが用意されています。この連結ゲームをプレイする場合、プレイヤーはメガファウナ種とメソファウナ種を合わせた中からひとつの種を選択。ルールとマップとルールはMesofaunaを基本とし、メガファウナ種はMegafaunaの、メソファウナ種はMesofaunaの変異デッキからカードを獲得してプレイすることになります。
またMegafaunaで使用されていた種の「サイズ」の要素が登場。メソファウナ種のサイズは基本的に最低値の1に固定されますが、メガファウナ種は元ゲーム同様にサイズの増減が可能。ニッチの競合判定において、このサイズ値が最終的なタイブレーク要素として使用されます。このようにメガファウナ種は、スケールメリットによる競合判定に優位を持つ設定です。
対するメソファウナ種は、種ごとの駒数がメガファウナ種より多く、個体数得点の伸びしろが大きいこと。そして「真社会性」の獲得により、絶滅イベントに対する耐性が非常に高まることがアドバンテージとなります。個体能力に優れたメガファウナ種と、文字通り虫のように大地に蔓延するメソファウナ種、という格好です。
また前述のように、この連結ゲームは地球環境シミュレータ要素を含まないMesofaunaがベースですので、このバリアントでもプレイの難易度はMegafaunaより容易です。ただ注意点としては、各デッキで変異カードの奪い合いが発生しないと、競合のない側が一方的に有利となるため、メソファウナ種とメガファウナ種にそれぞれ2名以上のプレイヤーが欲しいところ。またゲームの進行フラグはMesofaunaのデッキのイベントで管理されるため、奇数プレイヤーでの優先度はメソファウナ側が高め。今回はメソファウナ種1名、メガファウナ種2名でのプレイだったため、終盤の展開が少々ダレました。これは4人以上で再戦したいところ。
というわけで、今回はメソファウナ側を昆虫(Forger氏)、メガファウナ側を脊椎動物(YMD氏)と軟体動物(N村)での3人戦人柱会を開催。第1ターンから昆虫のみの大陸が分離するという波乱の開幕で、この競合のない昆虫大陸で念入りに熟成された昆虫が個体数、フェロモン数とも中盤までリード。終盤に追い上げた脊椎動物が個体数で逆転しましたが、序盤の貯金が効いて昆虫の逃げ切り勝ち。残る軟体動物は飛び道具を使用するまでに進化しましたが、ニッチ的には僻地大陸のレア固有種に終わったのでした。ぐぬぬ。
地球、5億年前。生物は地上に進出を始めた。 pic.twitter.com/bAm0T9DUpX
— N村 (@enumura) December 18, 2022
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