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The Finnish Trilogy : GCS 2022/12/17

歳末坂戸の土曜日は、急遽召集されたムーミン谷冬合宿へ。

The Finnish Trilogy 1939-1945: Winter War 1939-1940 - Mikugames ()

十年ほど前、フィンランドのパブリッシャーからから突如発表された、フルマップ4枚の共通マップとルールで冬戦争、継続戦争、ラップランド戦争をプレイするという三部作。2014年に無事に三作とも発売されたものの、重厚なルールに二の足を踏んでいたのですか、馬場夫氏から和訳(60ページ!)完了の連絡が。これはプレイせねばならぬというわけで、師走のゲームサークル坂戸にてブートキャンプの開催となりました。

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三つの戦争にまたがる陸海空の全要素を収録したルールブックは重厚ですが、メインの陸戦部分は連隊/大隊ユニット、15kmヘクス、1週間ターンに、移動-戦闘-二次移動のシークエンス、機動戦と消耗戦の2種類の戦力比CRTとオーソドックスな内容です。
ユニークかつ面倒な要素は、ZOC(合計6個大隊以上と隣接するヘクスに発生)と諸兵科連合効果もからむ戦闘時の戦力ボーナス判定(攻防のヘクス毎に判定し、参加全ユニットに適用)。意図はわかるので理不尽さは感じませんが、部隊密度の薄いラップランド戦線はともかく、スタックの連なるマンネルハイム線は大変そうだ、というのが一同の感想でした。

そんなわけで今回は、冬戦争編第1巻のサッラ戦を切り出したシナリオ1にて、馬場夫氏、Forger氏、N村での読み合わせ輪講会を開催。国境を守るフィンランド軍大隊を、ソ連軍歩兵師団が戦車、砲兵を含む諸兵科連合部隊でゴリ押し撃破。開戦から一か月で約70kmを前進し、最初の目標であるサッラの集落を奪取。先頭の山岳歩兵連隊が一本道を平野部に突破したところで後方にフィンランド軍パルチザン部隊が集結。山岳歩兵が退路を断たれたところでひとまず終了となりました。

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シナリオとしてはここからが本番で、次の目標であるケミヤルビまでの主街道と、南北脇街道のバランスをどうするのか?街道を迂回して側面をうかがうパルチザンにどう対処するのか?となかなか面白そうなシチュエーションでした。

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