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ルート : GCS 2023/02/26

続く日曜日は、ファンタジー世界の左派ゲリラ戦を連戦。

「ルート ~はるけき森のどうぶつ戦記」Leder Games / Arclight Games ()

ネズミ族、キツネ族、ウサギ族の暮らす森林地帯を舞台に、森を支配して植民地化を企む「猫野侯国」と、旧勢力の「鷲巣王朝」、地元レジスタンスである「森林連合」、流れ者の「放浪部族」の四つ巴の勢力争いのマルチゲーム。Pax Pamir (SMG,2015)のCole Wehrleが、GMT GamesのCOINシリーズにインスパイアされたという()、ファンタジー世界での対叛乱作戦のボードゲーム……というのは今更の紹介です。COINシリーズとの関係からN村も横目で眺めていたのですが、あれよという間にヒットを飛ばし、日本語版まで出版されるという流れにすっかり乗り遅れ、実は今回が初プレイとなります。

Root-2023022616a

ゲームの内容については既にさまざまなユーロゲーム関係のサイトで言及されていますので、こちらではCOINウォーゲーマーとしての視点から。立場の異なる複数の勢力による「非対称勝利条件」と「非対称アクション」というフレームはそのまま。カードデッキによるイニシアチブ・システムをバッサリとカット。自由度は高いが途方に暮れる4種のOPと3種SAによるフレキシブルな手番構成を、シーケンシャルな3フェイズ制としたうえで個々のアクションは条件分岐を廃して単純化。しかし陣営によりフェイズ内の構成を大胆に変更し、プレイしやすさと多様性のバランスをとった手腕はお見事。これはヒットするわ、という納得の内容でした(早口)。

というわけで今回はForger氏のArclight Games版でインストから2戦。1戦目は基本セットより左派ゲリラ正統派の「森林連合」で追い込みが間に合わず敗北。2戦目は拡張セット「そびえる山のいきもの乱記」より、同じく左派ゲリラのテロ組織系「黒烏結社」にて追い込み勝利となりました。詳しくは例によってこちらから。

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