LC:IP, King of the Straits : GCS 2023/06/25
先週の山田洋行氏との対戦に続き、ゲームサークル坂戸でも海兵隊マレー遠征を開催。
この日の午前中はForger氏提供の「Parsec」(VPG, 2010)でウォーミングアップ(→)。こちらは旧VPGらしい、小粒ながら見所のあるゲームでした。
King of the Straits, Littoral Commander - The Dietz Foundation (→)
というわけでシンガポール砲艦外交シナリオ。今回はアメリカ軍をForger氏、中国軍のふたつのSAGタスクフォースを初プレイの帝王氏とN村で分担しての変則3人戦。実は本作、タスクフォースごとにプレイヤーを置いて各陣営を複数のプレイヤーが担当し、豊富なJCCから陣営の作戦計画あったカードをチョイスし、統一したドクトリンで戦闘に挑むというのが、軍用の教育ゲームとしての本来の姿。引き続き海兵沿岸連隊の志願兵をお待ちしております。
本日の中国チームは、先の山田洋行氏との対戦でも検討されたマレー半島への地上部隊の投入オプションを選択。揚陸できるのは中隊戦闘団規模の機械化歩兵にすぎませんが、海兵隊の初期配置には護衛の歩兵が含まれていないという穴があります。機動力の関係で間合いを取ること自体は難しくありませんが、後退するとHIMARSで弾数の多い短距離SSM(射程4)が無力化されるのがポイント。陸戦には至りませんでしたが、終盤まで短距離SSMを封じることに成功。中国側は米軍SAGとHIMARSの長距離SSMの攻撃で、2隻沈没、2隻大破の損害をうけながらシンガポール沖の艦隊を維持し、砲艦外交に勝利をおさめました。
とはいえ本シナリオの設定は、米軍にかなり厳し目。競技的にプレイする場合、米軍側が緒戦速攻で逃げ切るか、設定自体にかなりのテコ入れが必要なのではないか?という感想戦となったのでした。
「Littoral Commander」シンガポール砲艦外交シナリオ「海峡の王」King of the Straits - AAR https://t.co/p8by74MAeg
— N村 (@enumura) June 25, 2023
◆今回初見のJCC感想
・米軍
85:長射程超音速SSM。コスト5使い捨て。80%ヒット4発&迎撃はBMD(-40%)のみは凶悪無比。使用後はゲームから除去指定なのも無理はない。
・中国軍
03:海上民兵。コスト1使い捨て。55%海上索敵を4ユニット分。SNS(40%x5)より数は少ないが成功率高め。海戦中心なら隙間に。
31:強襲上陸。コスト3使い捨て。機械化歩兵4個小隊、軽戦車2個小隊を任意の沿岸に揚陸。迎撃可能なのでヘリボーンっぽい?コストのわりにユニット数も多く強力だが、歩兵と戦車と指定されているので注意。支援部隊は入ってない。
54:東風ZF超音速滑空体。コスト5使い捨て。能力は米軍85に同じ。つよい。
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