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コルベット・コマンド : GGG 2023/10/08

海兵隊の夏が一段落したところで、GGGの10月例会には新作2題を投入。

「コルベット・コマンド」BANZAIマガジン第18号 ()

第2次世界大戦大西洋戦線。英海軍フラワー級コルベットの艦長として、1941年から43年までの船団護衛戦を戦うソリティアゲーム。デザイナーはDTPゲームで活動中のAlan Eagleで、「BANZAIマガジン」への持ち込み作品とのこと。

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システムはイベントチットの敷き詰められた大西洋航路のスクエアを、コンボイ駒を率いて一歩ずつ前進。踏んだチットが「Uボート」であれば対潜護衛戦を、「イベント」であれば別途イベントチットのプールからチットを引いて指示に従うという双六形式。シンプルではありますが、航路に配置されるチットは「カナダ」「エアギャップ」「西方航路」のセクターにより配分が異なるなど、押さえるべきところは押さえたもの。また対潜戦闘はもさすがに戦術マップは使用しない抽象的なものですが、大方の作戦級海戦ゲームよりは詳細なものが用意されています。

無事にコンボイを送り届けたのちは、修理と休養を挟んで今度は復路のコンボイへ。以下、部署ごとに設定されたクルーの練度向上や、ヘッジホッグやレーダなど装備の更新を挟みつつ、大西洋を往復する……というのがキャンペーンゲームの流れです。毎回複数回接触するであろう対潜戦闘にはそれなりに時間を要しますので、一航海のプレイは小一時間ほど。この手のゲームで勝敗を云々するのも野暮ですが、公開毎の非撃沈トン数でVPが上下し、1または2年分の累積得点で達成度が判定されます。また余談ですが、本作収録期間(~1943/5)を生き延びた艦は「コルベットのその後」表により大戦後半と戦後の運命を判定する、というオマケ要素も収録されています。

今回はN村を進行役兼独軍、NT氏を艦長、INB氏を副長として、TRPG風の多人数プレイを開催。個人的にはこうしたソリティアゲームを相談しながら協力プレイするのも、2人対戦ゲームのひとつの陣営を分担するのも大好物です。

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というわけでの全員新米のクルーの駆るコルベットの初任務となったリバプール=ハリファックス船団(LO HX)は、Uボートとの5回交戦を切り抜けてハリファックスに無事到着。船団の被害は10隻が撃沈され、1隻が落伍して合計72,000トンの喪失と散々な結果でしたが、果敢な戦闘で魚雷3発を回避したNT艦長は操船巧者として名を上げたのでした。

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