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Interstellar : GGG 2024/02/11

先日の人柱会の成果を反映して和訳とサマリーを更新し、今度は人柱会聖蹟桜ヶ丘編へ。

Interstellar - ION Game Design / Sierra Madre Games ()

今回は初プレイ3名をお相手にしてのインスト戦。本作、プレイ人数にかかわらず6派のイデオロギーがすべて登場し、人数に応じて複数イデオロギーを分担するというスタイルです。均等割りできない4-5人戦の場合は、それぞれ2-2-1-1または2-1-1-1-1の非対称分担。個人戦モードに変化した場合は、複数イデオロギー担当は得点の高い方の派閥でのみ比較する、というちょっと雑なスタイルです。

というわけでの4人戦ですが、今回の山場は出発から半世紀ほどのシリウスへの中間点。ここで先年に連れ合いの船長(個性派)を亡くしていた副長(平等派)が、激務のストレスからグレイ・グー(メンテナンス用ナノマシン)を暴走させるうっかり事故に。続くこの暴走グーの制圧戦で、当時5名の覚醒クルーのうち、制圧任務に参加した4名全員が命を落とすという大惨事が発生します。ちなみにこの事件(強化1名、無強化4名でのグー再使役)の完全失敗確率を計算したところ、32%ほどになりました。5人投入しても結構厳しいですね。

ここで唯一残された二代目船長(名誉派)が、グーの駆除(成功率2/3)ではなく再プログラミング(同1/6)による回収にこだわったことから、ここから半世紀にわたるグーとの戦いが勃発。最終的に再プログラミングには成功し、進化したナノマシンが再使役されたものの、これを見届けた船長も後継者のないままストレスで孤独死。以後、アバター(管理AI)たちが凍結胚から解凍育成した新船長が就任するまでの約20年間、船は無人状態によるメンテナンス不足により、それまで順調に蓄積していた科学、工学的成果を喪失。当初の予定だったシリウス星系への減速進入も失敗し、ここから一世紀にわたる放浪の旅が始まります。

Interstellar-2024021107a

この独り船長状態から、解凍や出産で順次クルーを回復していったエクソダス号でしたが、次の目標となったプロキオンに対するプローブ探査でも植民適地は発見できず。最終的に太陽系出発から二世紀を超えた2240年(第20ターン)、エリダヌス座ο2星(Keid)のゴルディロックスゾーンにようやく可住惑星と現地文明を発見。2世紀半にわたる航海をついに終了したのでした。ふたたび大地を踏んだクルーは、現地で凍結胚から解凍育成された3名を加えた計6名でした。

とはいえ長期間の迷走がたたり、残念ながらスコアは損益分岐点(引き分け)。ケイド星系の人類=現地文明は、ふたたび星間世界に乗り出すことはなく、孤立文明に終わったのでした。

 

◆ルール論点メモ

ウィスプの射出方向の制限は「10スペース以内」のみ(D5)。通り過ぎた後方にも送れる。地球出発直後に特に有効。

「赤目」の機械学習や、ワークセル「リバースエンジニアリング」の成功インパクトにより、アバターが5個目の強化を獲得した場合など、休眠状態のイデオロギーにもポストヒューマンは誕生する。登場の処理は用語集を参照。(どこに居ても)サイボーグを二人とも除去し、代わりにポストヒューマンがいきなり登場する。アバターが勝手にポストヒューマンを造り始めるイメージか。

第1ターンに加速しない場合、ルール上は太陽系の可住惑星(地球)にアライバルを果たしてしまうため、自動的にゲーム終了となる。理不尽だが、出発せずにガスジャイアントで延々燃料を補給してから出発するという抜け道を防止するためと思われる。

ヒーローの創始者メダルの獲得条件が、ルール(最新)とプレイマット(最初)で異なる点は確認中。

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