Valley of Tears, Aryeh Dov (Small) : 山田邸 2024/02/03
ひさしぶりの山田洋行氏のとの2024年初対戦は、昨年の積み残しのBCS最新作から。
S6.6, Aryeh Dov (Small), 1973/10/08-09, Valley of Tears: The Yom Kippur War, 1973 - MMP (→)
まずは一番お手軽な、シナイ半島イスラエル軍の第一次反攻シナリオから。ルールブックだけではちょっと何言ってるのかわからない、航空ルールのインストの後に本編を開催します。
今回のイスラエル軍(山田洋行氏)は、まず第143機甲師団(シャロン)が南側からエジプト軍第16歩兵師団の陣地を攻略。中国農場の灌漑路に籠るエジプト軍歩兵に対するオーバーランを繰り返しながら、第16歩兵師団の司令部に迫ったところで初日は終了。エジプト軍の重厚な対戦車コンプレックスが、なんとかイスラエル軍の戦車を食い止めます。
対する北側の第162機甲師団(アダン)は、エジプト軍第2歩兵師団の陣地を北側面から食い破り、同師団の司令部を蹂躙。また2か所でエジプト軍のポンツーン橋に到達することに成功します。ここで第2活性化が成功すれば西岸突破も夢ではなかったのですが、慎重なアダン師団長はここで停止。首の皮一枚の僥倖に救われたエジプト軍は、コマンド大隊の反撃でポンツーン橋のひとつを奪回して窮地をしのぎます。
続く2日目。イスラエル軍はポンツーン橋をうかがう位置にあるアダン師団を主攻に西岸突破を、対戦車陣地にからめとられたシャロン師団でパーレブ・ラインの陣地奪回。しかし前日の連続攻撃で疲労したシャロン師団の動きは鈍く、頼みの戦車隊がザガーATGMに撃ち負けてマツメド、ブルカンの両陣地の奪回に失敗。この間にエジプト軍第2歩兵師団が残るポンツーン橋の西岸を固め、アダン師団の突破も見込み薄となったところでイスラエル軍が投了。拙速な第一次反撃は、順当にエジプト軍の守り勝ちに終わりました。
活性化のブレの影響が大きいという、本シリーズのミニシナリオ共通の問題点はあるものの、本戦争におけるイスラエル軍の問題点が手軽に体験できるのは悪くないシナリオです。
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