DerrocAr : GCS 2024/03/31
海兵隊ブートキャンプに続いては、こちらも要望によりアルゼンチン政治危機へ。
DerrocAr: The Week of Five President - ION Game Design (→)
こちらは坂戸には初投入。初プレイ3名へのインスト4人戦を開催。問題のプログラム学習式チュートリアル戦をご体験いただいたのちに本戦へ。ちなみにこちらでのチュートリアル戦の評判はいまひとつでした。
N村の今回の担当は現職大統領のデ・ラ・ルーアだったのですが、初期配置の開幕イベント「副大統領辞任」による引責辞任で、大統領職がNPCのカマーニョに移るというまさまの没落スタート。ここで一気に賭けに出たのが、ブエノスアイレス州知事のラッカウフ(YMD氏)。「競争法」の提案と、初期全資金を買収に投じた採決で影響力を獲得して大統領に就任。第1ターンで3人の大統領が登場するという波乱の開幕となります。
これは荒れる展開かと戦々恐々する一同でしたが、ラッカウフ大統領はメディアの支持を集めると予想外の長期政権(注:数日(ターン)、くらいの意味です)に。大衆を煽って全員を脱落寸前まで追い込むと、ひそかにマスコミを操りライバルのコルドバ州知事デ・ラ・ソタ(元甲府2号氏)をスキャンダルで失脚させます。
これで残るはラッカウフ大統領、ミシオネス州知事プエルタ(Forger氏)、失脚したデ・ラ・ソタ派と連帯したデ・ラ・ルーア元大統領(N村)。この時点でプエルタとデ・ラ・ルーアの双方とも、タイブレークまで含めて勢力が均衡。自身が相手より支持を集めた状態で、ラッカウフ大統領を失脚させるしか勝利はないものの、なにか動けば均衡が崩れて相手が飛び出してしまう、というジレンマの状況。結局手番的にキングメーカーに追い込まれたプエルタが、マスコミにデ・ラ・ルーアのスキャンダルを暴かせ2位に妥協。マスコミ支持を背景としたラッカウフ大統領、プエルタ副大統領の連立政権が誕生し、アルゼンチン政界は波乱の2001年を終えたのでした。チュートリアルを含む2戦で、プレイ時間は3時間強でした。
| 固定リンク
「DerrocAr」カテゴリの記事
- DerrocAr : GCS 2024/03/31(2024.03.31)
- DerrocAr 和訳ルール(2024.01.17)
- DerrocAr : GGG 2024/01/14(2024.01.14)
- DerrocAr ゲームレビュー(2023.12.24)
コメント