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Fighting Formations(その2): YSGA 05/04,05

というわけで、2日4戦にわたる Fighting Formations のプレイ編です。

S00, Introductory Scenario, sometime in 1942

まずはハーフマップのイントロシナリオ。大隊規模の部隊同士による、村落をめぐる遭遇戦をプレイ。独軍には3号突撃砲(F型)2個小隊が、ソ連軍側はT-34B 3個小隊がそれぞれ歩兵部隊を支援します。

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1戦目の担当は独軍を syphalias 氏、ソ連軍がN村。

最大の脅威である3突を片づけるべく、T-34 を側面に迂回させたソ連軍に対し、独軍は歩兵で地道に勝利条件の中央集落を攻略。ソ連軍は最終的に3突小隊を壊滅させたものの、これに時間を取られて歩兵戦に敗北。戦車部隊の反撃前に時間切れの独軍勝利となりました。無線なしのソ連戦車で、側面攻撃に手間取ったが故の敗北でした。

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#「無線なし」の戦車は、Tactical Mission(1) と指揮範囲外(2)の追加コストが2倍となり、運用に大きな制限が課せられます。

2戦目は翌5/5に、S木氏へのインスト戦。担当はS木氏ソ連軍とN村独軍です。
側面をさらさない位置に3突を展開させ T-34 を牽制し、工兵を先頭に煙幕を展開して歩兵部隊を中央に進めるN村独軍。対するソ連側は、カバーを得られる石壁の背後に T-34 を並べ、3突との正面砲撃戦を展開。お互い決定打の出ない戦車戦が続き、独軍歩兵の前進が遅延。先手をとって村落への布陣に成功したソ連軍歩兵部隊を崩せません。結局前日の教訓を生かせず、戦車戦にかまけたN村独軍の攻撃が時間切。ソ連軍の勝利となりました。

S08, "Tanks are coming now...", Growatka, Luchessa Valley, 1942/12/01

イントロシナリオに続いて、syphalias 氏との2戦目。こちらもハーフマップで、丘を守備する独軍歩兵中隊に対する、ソ連軍 T-34 中隊& SMG 歩兵中隊の攻撃のシナリオです。独軍は全ユニットがダミーマーカーの下に置かれるほか、守備の要として 88mm 対空砲が与えられています。N村の担当はソ連軍です。

先の対戦後に、余裕のある序盤にアセットカードを溜め込んでおいたほうが良さそうだ、という戦訓が得られたため、さっそく序盤から支援を要請したソ連軍。しかし師団から届けられたカードは、対戦車ライフル3枚(装甲目標ありません)に戦闘爆撃機2枚(降雪で飛べません)という意味不明な空手形のみ。作戦を立案した参謀に殺意の芽生えるN村でした。

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とはいえ命令は命令。戦車を盾に、ダミーを蹂躙しながらソ連軍は前進。前衛の独軍歩兵の重対戦車ライフル(アセットカード)で T-34 の一両を撃破されるというアクシデントもありましたが、これでこじ開けた隙間から戦車部隊が突破。特別ルールの降雪による視界不良に助けられ、88mm 砲のアンブッシュをかわすと、突破した戦車隊が 88mm 砲を包囲。駄目押しに快速の T-60 が 88mm のへクスに突入し、蹂躙攻撃を迫る必勝の体勢。あとは 88mm を踏み潰し、残りの歩兵を掃除するだけ……かと思われましたが、ここから独軍歩兵が反撃を開始。特別ルールの Camouflage Smock(2へクスまで Advance 可能)で雪原を縦横ににじり寄り、ソ連軍戦車部隊に次々と近接突撃を挑んできます。88mm への突撃のため、随伴歩兵を置き去りにしていたソ連軍戦車部隊は、この対処のため右往左往。なんとか追いついてきた SMG 中隊の支援により、危機を脱します。再編成なったソ連軍は、丘への最後の突撃を敢行。独軍の砲兵支援に耐えて独軍守備隊を一掃し、ソ連側の勝利となりました。

S09, Back to russia, Ivany-Berdyny, near Bogodukhov, 1943/03/12

S木氏へのインスト戦に続いて、syphalias 氏との通算3戦目。ソ連軍歩兵大隊の篭もる町に対する、独軍歩兵大隊の攻撃シナリオ。これもハーフマップのシナリオです。守るソ連軍には 45mm と 76mm の計3門対戦車砲が、攻める独軍には3号突撃砲F型の2個小隊、ハーフトラック1個小隊の支援が与えられています。N村の担当はソ連軍です。

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ソ連軍は全部隊を街中に潜ませ、近接戦闘で時間を稼ぐ配置。順当に前衛のダミーが掃討されたのちに、市街にとりついた独軍歩兵により市街戦が開始されます。ソ連側は市街に迫った3突を 76mm 対戦車砲でアンブッシュし、どうにか2両を撃破。以後は街中を流れる小川を挟み、渡河点を押さえて時間を稼ぎます。対する独軍はハーフトラック隊による強行突破を試みますが、潜んでいた 45mm 対戦車砲と対戦車ライフル2枚の臨機射撃により部隊が壊滅。以後は歩兵による市街戦が続きましたが、決定打を欠き時間切れ。ソ連側の守り勝ちに終わりました。

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プレイタイムはインスト戦のイントロシナリオがそれぞれ3時間ほど。S08 と S09 はいずれも2時間強というところでした。コマンド関係のルールが独特ですが、理解してしまえば特に難しいことはありません。また移動・戦闘のルールも比較的シンプルですので、プレイ感は軽快です。このあたりは Conflict of Heroes をはじめとする昨今のゲーム同様、面倒なルールをカードに追い出したことが効いています。面倒な計算が不要なダイスシフトもプレイの迅速化に一役買っています。 また IP効率を無視すれば行動の選択肢は確保されているため、 Combat Commander のような「カード巡りが悪いので○○ができない」といった理不尽さも緩和されています。

今回はいずれもハーフマップシナリオでしたので、次回は残りのフルマップシナリオを試してみたいですね。

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