Operation Max and Moritz : GGG 05/08
先の YSGA での Fighting Formations のプレイに続いて、syphalias 氏と1マップシナリオに挑戦してみました。
S04, Operation Max and Moritz, East of Tschermassowo, Gostischka Valley, 1942/09/22
シナリオは個人的要望で KV を使ってみたかったので S04。ソ連軍歩兵中隊が地雷原やトーチカを含む陣地を構築して待ちかまえる丘に対し、3号突撃砲2個小隊ほかの装甲車両に支援された独軍大隊が攻撃するシナリオです。またソ連側には、終盤に KV-1 小隊を含む戦車中隊が登場します。担当は独軍を syphalias 氏、ソ連軍はN村(左翼&増援)に加えて、会場でユニットを切っていたところを強制徴用された FOREIGNER 氏(右翼)での変則3プレイです。
丘の正面に地雷原を伏せたソ連軍に対し、独軍は工兵隊を前進させ両翼から探りを入れてきます。そして砲兵弾幕と爆破カードで地雷原を啓開すると、ソ連軍 MG 火点の右翼独立峰の登坂を開始。対するソ連側は、なまじ反撃すると3突の反応射撃が飛んでくるため、もっぱらアセットカードで反撃。隙あらば「師団長にお願い」(10IP を消費してカードを3枚獲得する Division Support)でカードを貯め込み、砲弾の雨を降らせます。
当然独軍側もそれに呼応して、次々と支援を要請。両軍入り乱れた大規模な砲爆撃戦のなか、右翼の MG 陣地に独軍工兵が取り付きます。また中盤には、両軍とも登場ヘクスを確認していなかった独軍の増援部隊が、丘の右翼後方から出現。期せずして奇襲となり、ソ連軍プレイヤーを慌てさせます(笑)。
ここで今回の MVP ともいえる活躍を見せたのが、ソ連軍ロケット弾幕砲撃と独軍戦闘爆撃機の両アセットカード。前者のロケットは命中精度最悪の弾幕系アセットでしたが、狙い違わず突撃砲部隊を包み込むよう着弾。さらにこれで損害を受けた突撃砲部隊に、独軍戦闘爆撃機隊からだめ押しの連続誤爆。敵味方からの相次ぐ被弾で、ゲーム半ばにして独軍は突撃砲の半数を喪失してしまいます。
大損害を受けた独軍でしたが、突撃砲が山頂陣地への零距離射撃を仕掛けるなど、果敢な攻撃が続きます。最後は工兵隊による近接突撃に望みを託した独軍でしたが、MG 陣地にソ連軍歩兵小隊が後詰めに入り、白兵戦が膠着。さらには制空権を握ったソ連軍地上襲撃機が攻撃を開始したことで、後続の部隊にも損害が累積。先の突撃砲喪失とあわせた大量失点を挽回できる見込みが立たず、最終ターンを前に独軍投了となりました。
ちなみにソ連軍期待の戦車中隊ですが、増援として盤端には登場したものの、中隊長が丘の様子を見に行ったまま帰らなかったため、その場で待機。結局一戦も交えることなくゲーム終了となりました。
#狙撃兵で除去された歩兵部隊のコマンドマーカーを埋め合わせるため、戦車部隊のコマンドマーカーを前線に転用。無線のない戦車隊を指揮範囲外で活性化させる余裕がなく、登場位置で放置されていました(笑)
登場ユニット数は少ないかと思いきや、実はダミーや陣地満載の結構大がかりなシナリオでした。それでも初プレイの FOREIGNER 氏を交えてもプレイタイムは4時間ほど。1マップシナリオもそれほど構えることなくプレイできそうです。
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