Six Day War 1967 : GCS 2013/04/21
土曜日はYSGAでThe Devil's Cauldronにかまけていたため、今月の坂戸は日曜のみ参加。
forger氏をお相手に、第3次中東戦争をプレイしてきました。
Six Day War: 1967 - Modern War#4(→)
forger氏提供。イスラエル軍圧倒的優位に推移した第3次中東戦争を、シナイ戦線と東部戦線に分割。それぞれイスラエル軍シナイ戦線&アラブ軍東部戦線プレイヤーと、イスラエル軍東部戦線&アラブ軍シナイ戦線プレイヤーがBattle for Germany方式でプレイするというMiranda先生の発想が光ります。
そして本作のもうひとつの特徴であるとともに、問題点となっているのがイスラエル軍の空軍と予備部隊に関するルールです。イスラエル軍には各戦線固有の陸軍部隊のほかに、両戦線共用の空軍と予備部隊が与えられています。これら追加部隊を戦線に登場させたいプレイヤーは、VPを消費してひとつひとつ購入してこなければなりません。従って予備部隊を投入するほど勝利のハードルは上がりますが、プールは共有のため目ぼしい部隊は奪い合いとなります。また別戦線に投入されている予備部隊を、倍のコストを消費して奪い取ることも可能です。
今回のN村は、イスラエル軍シナイ戦線&アラブ軍東部戦線を担当。第1ターンに空軍の半数とすべての陸軍予備部隊を奪い取ると、シナイ南部からエジプト軍の戦線を突破。左フックでエジプト軍を地中海側に追い上げます。初動でガザ地区を軽視したため、同方面ではエジプト軍の逆侵攻を受ける危機的な一幕もありましたが、作戦3日目にはスエズ運河と地中海に到達。あとはガザ地区に包囲したエジプト軍の掃討を残すのみとなったところで今回は終了としました。
対する東部戦線ですが、全予備部隊をシナイ戦線に奪われたことから攻勢が頓挫。マストアタックに加えて部隊密度も高いため、こちらはシナイ戦線に比べるとかなり神経を使いそうな印象でした。
この先手のシナイ担当が、望むだけの部隊をフリーハンドで確保してしまうのが少々問題で、この点は「書き逃げ旅団」様で指摘されている通り。とはいえ全体のコンセプトは捨てがたく、ルールも非常に軽快です。先方にあるような少々の調整を加えるだけで、第3次中東戦争のスタンダートなゲームに納まれるのではないか、という感触でした。
6日間戦争の後は定番のLove Letterを5戦ほど。例によって勝ち星なしに終わりました。
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コメント
こんにちは。
ご指摘の通り、ワタクシもこのゲームは非常に可能性がある作品だと思います。
予告されている追加ルール含め、早く対応していただきたいところです。
投稿: 旅団長 | 2013年4月23日 (火) 00時24分
いつもお世話になります。
調整が甘いのは相変わらずのDGクオリティですが、たまにこういった原石が潜んでいるので油断ができません。
M先生には、次作にかまける前に仕上げを済ませていただきたいところです。
投稿: N村 | 2013年4月23日 (火) 07時24分