GGG 2月例会 : 2015/02/08

今月のGGGは、ウォーゲームらしいウォーゲームは「バルジ大作戦」(CMJ120)のみの小ネタ大会。

「タンクハンター：第2版」Arclight Games(→)

Foreigner氏提供の懐かしの「タンクハンター」のリメイク版。旧作は某高専の教室で延々プレイした思い出が。

基本的な「攻撃力－防御力以下を1d6で撃破」の判定は踏襲しているものの、部隊カード、ルールとも旧作との互換性はない完全リメイク版。システム面では偵察あり、地形なしで「タンクハンター」と「タンクバスター」の折衷といったところ。部隊カードは1車種1枚ではなく、実車のレア度を加味して「T-34大量、スターリン数枚」といった構成になっています。
総じてリメイクの方向性は悪くなく、特に戦車・対戦車砲・歩兵のバランスは良改良でしょう。
今回は朝のウォーミングアップに4人戦。序盤からプーリストの間接射撃でリード。これを撃破されたのちは、対戦車砲の山もりで抵抗。対抗して歩兵による肉薄攻撃に切り替えた他プレイヤーに苦戦しますが、88mmがきっちり榴弾で仕事をして逃げ切り勝利。

「海底探検」Oink Games(→)

S木氏提供。海上から海底まで、財宝を求めて往復する双六ゲーム。ただし拾った財宝の数だけ出目はマイナス。また同様に財宝の数だけ、全員共有の空気リソースを消費。空気が切れる前に、どこまで行って戻って来ることができるかのチキンレースです。
今回はタンクハンターから1人加わった5人戦。チキンに攻める大多数のプレイヤーに対し、果敢に深海に挑んだS木氏の勝利。

「ロストレガシー：宇宙の真理」ワンドロー(→)

「ロストレガシー：レジェンド」収録。通常の「ロストレガシー」と異なり、プレイした場札の「探索順」が得点となるVP制の勝利条件が特徴。ただし「失われた遺産」に相当する「宇宙の真理」の探索順が42(笑)ですので、この行方が勝敗を左右します。

今回は2戦して1勝1敗。2戦目は大量に場札を集めたＮ村が、「モブ族」の「場札の探索順を2倍にする」能力で「宇宙の真理」を上回る高得点勝利。「42」というネタ数値が巧いバランスでした。

「ロストレガシー：人狼は眠らない」ワンドロー(→)

こちらも「ロストレガシー：レジェンド」収録。「ロストレガシー」で人狼をプレイしようという野心作。手札か場札に「人狼」を持つプレイヤーが人狼で、これを隠し通せれば人狼の勝利。発見できれば他のプレイヤー（村人）の勝利です。
無茶なゲームかと思いきや、カード間のインタラクションが判明すると俄然面白くなるのは本シリーズの常。また最初は村人でも、途中でドローしたカードにより「人狼」に目覚める展開もあるのは「ギャラクティカ」風。4戦プレイして2勝2敗でした。

Greenland - Sierra Madre Games(→)

先日和訳をアップデートしたGreenlandを、インスト3人戦。ちなみにルールアップデートの内容は、武将War Chiefのマストアタック明確化、追放Banishmentと魔女狩りWitch Burnのルール整理が主なところです。マストアタックのおかげで、プレイ順と交渉の重要性が高まるきついゲームになりました。

今回のＮ村は先住民族チューレ担当。しかしシロイルカが登場したのは第7ターン、セイウチとホッキョククジラに至っては登場せず、得意の海上狩猟が全く生かせない展開。一神教に切り替えるタイミングも逸し、13VPと最下位に終わりました。結果は序盤から一神教に切り替え、人口、資源、代表者とすべてそろえたノース人（TAG氏）の勝利。

「ヒットマン」不明

NT氏提供。殺し屋とターゲットに分かれた目標の殺害と逃げ切りを目論む正体隠匿系ゲーム。キャラクターの特殊能力を詳細にして、ロストレガシーの探索フェイズだけをプレイするような感触です。
今回は4人戦。最終ラウンドに高得点ターゲットで逃げ切りを目論むも、正体を見透かされ敗北。

「王たちの同人誌」辺境紳士社交場(→)

コミティアで入手してきたForeigner氏提供。
Ｎ村は「早割王」として序盤をリードするも、壁には届かず4人戦敗北。