Lunch at Frankfurt : GCS 2017/11/26
凄惨な非対称戦に疲れた市街戦人柱会は、北ヨーロッパでの正規軍戦へと転進。
Lunch at Frankfurt, Fulda 1985 - Urban Operations(→)
6本のシナリオからなる冷戦キャンペーンの第1話。米軍機械化歩兵小隊の守備する兵站基地(左下)に対する、ソ連軍中隊戦闘団(機械化歩兵中隊+戦車2個小隊)の攻撃シナリオ。ここで中盤にソ連軍の左右から、米軍の対戦車小隊(M901)と戦車小隊(M1A1)が反撃してくるというシチェーションです。おおよその勝利条件は、ゲーム終了時に2ユニット以上が基地に突入していればソ連軍の勝利、1ユニットなら引き分け、阻止すれば米軍の勝利です。
今回のN村は、守る米軍を担当。T-72とBMP-2を装備したソ連軍機械化部隊に対し、装甲車両のM113はBMPにすら圧倒される貧弱さ。まともな対戦車火力が歩兵3個分隊(LAW/Dragon装備)のみ、という80年代米軍の編成に苦戦。結局基地正面まで引いて、重厚な地雷原を設置して待ち構える作戦をとりました。
攻めるソ連軍(FORGER氏)は、工兵による地雷掃討の手間を惜しんだ強襲で、次々と車両が炎上。さらに米軍支援アセットのクリーンヒットが続き、苦戦を強いられます。しかし米軍右翼の地雷原で不発が発生したことから、ここからT-72小隊が突入。対戦車火器の懐に飛び込まれた米軍は、一転して窮地に追い込まれます。
この間に米軍反撃部隊は、先に登場した対戦車小隊がT-72の1両を撃破。しかし会敵距離の短い市街戦でミサイル(最小射程11ヘクス!)の射点を得られず、対戦車小隊は遊兵に。対して右翼から登場したM1A1小隊は、市街を縦横に駆け巡りながらソ連軍の後衛を攪乱。終盤には後続の装甲車隊を蹂躙してT-72小隊の背後に迫りますが、敵はすでに基地への突入を開始。
そして問題のソ連軍T-72小隊は、主砲の砲撃で外壁に破孔を穿つと、そこから基地内へと突入。先頭車両は壁の背後で待ち構えていた米軍歩兵の白兵戦で撃退されましたが、続く2号車が基地への突入に成功。もはや基地内に有効な対戦車火器は無く、米軍に残された手立てはM113による体当たりのみ。米軍もほぼ互角まで修正を積み上げた勝負でしたが、さすがにアルミ車体では荷が重かったのか、ここは順当に戦車が押し切り。ソ連軍1両突入成功による、引き分けに終わりました。プレイ時間は6時間ほど。
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