Lenin & Black Hawk : GCS 2017/12/16,17

今月も飽きもせず、市街戦勉強会は民兵の跋扈するモガディシオの市街を連戦。

Good Morning Lenin, Mogadishu 1993/06/17 1130 - Urban Operations(→)

まずは土曜日の1戦目。「ブラックホーク・ダウン」に先立つ三か月前。民兵相手に苦戦するモロッコ軍への救援として、急行したフランス軍が後衛に展開。しかし付近にアイディード派の拠点が存在していたことから、こちらも思わぬ激戦にエスカレートしたという戦いのシナリオ。

今回はフランス軍をS木氏とＮ村が分担して担当。FORGER氏のソマリア民兵との3人戦。フランス軍の作戦目標は、左翼のレーニン通りの広場と、右翼の病院。このうち比較的手薄なレーニン通りに対し、仏軍はVAB装甲車を装備した第1小隊（S木氏）を投入。奇襲効果のある序盤に乗車状態で民兵の警戒線を駆け抜け、一気に後方の広場を制圧することを目論みます。弱体なVLRAトラック装備の第2小隊は、右側面を警戒。機をみて病院方面に押し出すという作戦です。

作戦はおおむねフランス軍の目論見通りに展開。態勢を立て直した民兵の捨て身の突撃により、VABの一両が撃破される一幕もありましたが、第1小隊は兵員に被害を受けることなく広場の制圧に成功します。この間に右翼では、病院前の開豁地をはさんでの小競り合いに終始。民衆の盾とテクニカルと巧みな連携により、第2小隊の第一次攻撃は失敗に終わります。ちなみにこの写真はゲーム中盤のひとコマですが、フランス軍の射線が「POPULATION」カウンターにかかると、付帯的損害によりフランス軍の失点です。おのれ民兵！

しかし終盤、第1小隊から分遣されたVABが病院側面に回り込んだことにより、民兵の連携にも隙が発生。ようやくテクニカルの撃破に成功した第2小隊は、最終ターンに病院への突撃を敢行します。

トラックに毛が生えた程度とはいえ、装甲車両で優位に立ったフランス軍は、これまでの鬱憤をはらすように病院外の民兵をあっさりと撃破。VLRAからの機銃掃射によりエントランスを制圧し、1個分隊が病院内へと突入に成功。出会いがしらの民兵指揮官へと白兵戦を挑んだまでは良かったのですが、ここでまさかのクリティカルヒットが発生。この民兵指揮官一人に、一個分隊が殲滅されたところで最終ターン終了。

フランス軍の勝利条件は、レーニン通りの制圧で勝利、病院も制圧すれば大勝利でしたが、これに失敗。しかも歩兵分隊の壊滅により、勝利段階にペナルティが発生。功を焦った第2小隊の失態により、直前の勝利ムードから一転、まさかの引き分けに終わりました。我ながらこれは酷い。プレイ時間は6時間ほど。

Alone in the Mog, Mogadishu 1993/10/03 1830 - Urban Operations(→)

翌日曜日のシナリオは、「ブラックホーク・ダウン」キャンペーン第2話。帰還する強襲部隊が、墜落した1機目のブラックホーク(Super 61)の救出へと赴くシナリオです。米軍（Ｎ村）のレンジャーとデルタ・フォースの混成部隊は、墜落現場と付近の建物を制圧し、ゲーム終了まで損害なしで乗り切れば勝利。対するソマリア民兵（FORGER氏）は、ブラックホークの乗員とレスキューチームを含む、米軍の撃破で得点となります。

こちらのＮ村は米軍を担当。フォーメーションが入り交じり、分断された状態からの集結に苦戦。特に弾薬切れイベントの隙を突かれ、民兵1個小隊がブラックホークに肉薄したのが今回の山場。射線が交錯し、同士討ちや付帯的損害も発生しかねない、危険な乱戦が発生します。

しかしエリート部隊の火力と練度にものを言わせ、墜落現場の民兵を撃退したのちは、事態は急速に好転。民兵もRPGによるアウトレンジ攻撃などを繰り出し対抗しますが、再編して守りに入った米軍陣地を崩すまでには至らず。脱落者を出すことなく夜を乗り切った、米軍の逃げ切り勝利に終わりました。プレイ時間は4時間ほど。