« Pax Emancipation : GGG 2019/07/14 | トップページ | Race for Tunis : 山田邸 2019/08/03 »

Brazen Chariots x3 : GCS 2019/07/27,28

先月の例会に引き続き、坂戸では猿遊会に向けたBCSのブートキャンプを開催。

Brazen Chariots: Battles for Tobruk, 1941 - MMP()

各シナリオの詳細は、例によって頑張って中継しておりましたのでそちらへ。
いずれもFORGER氏が枢軸軍を、N村が連合軍を担当しました。

5.1 Easter Battle

Brazen-chariots-s1-2019072704a

土曜日は収録シナリオ中最も早期、1941年4月11日のトブルクにおける、ロンメルの第一次攻撃のシナリオ。トブルク守備隊はオーストラリア第9師団の4個旅団。攻める独軍は主力の第5軽師団に加えて、アリエテ、ブレシア、トレントの各師団という布陣です。オーストラリア軍の全旅団と、トブルク西端を囲むイタリア軍ブレシア師団はゲーム開始時には「ロック」状態にあり、フォーメーションが攻撃を受けるか豪軍が自発的に解除するまでは活性化することができません。また豪軍が解除を宣言した場合は、両軍の全フォーメーションのロック状態がまとめて解除されます。期間は5ターン(5日)で、内郭防衛線まで食い込めれば枢軸軍の勝利となります。
今回の枢軸軍は要塞正面の南側を避け、第5軽師団を大きく東側に迂回させての攻撃を開始。遅れて到着したアリエテ、トレント師団の西側から攻撃と合わせ、東西から豪軍を揺さぶります。このスケールでトブルク陣地線を体験するのは初めてだったのですが、一旦外郭を抜かれると内部は意外に平坦。軽師団とはいえ機械化された独軍にグイグイと押し込まれます。
しかし強力とはいえ単独のフォーメーションでは事故のリカバーができず、要所で活性化失敗を繰り返した第5軽師団は豪軍第24旅団を潰走させたところで謎の停止。西側イタリア軍も単独では外郭防衛線を突破できる力もなく、連合軍の勝利に終わりました。プレイ時間は5時間弱。

 

5.3 Operation Brevity

Brazen-chariots-s3-2019072806a

日曜日の緒戦は、1941年5月15日から翌日にかけてのブレビティ作戦。攻める英軍は3個旅団相当。守る独軍は伊軍国境守備隊、および独軍15戦車師団より2個戦闘団というコンパクトなシナリオです。英軍はHalfaya Passに加えて、国境付近の要衝をもう一か所占領すれば勝利となります。
今回の英軍は、初手で峠を奪取するという幸先の良いスタート。その後も独軍のスクリーンを蹴散らしながら、第7機甲旅団がFort Capuzzoに、近衛第22旅団がSollumへと迫ります。しかし独軍2日目の増援として、88mm砲部隊が国境守備隊の支援に入ったことから英軍の進撃はストップ。旧式巡航戦車と一個大隊弱のマチルダではこの支援を剥がせず、順当に防衛成功で枢軸軍の勝利に終わりました。プレイ時間は3時間弱。

 

5.5 Operation Battleaxe

Brazen-chariots-s5-2019072801a

ブレビティ作戦に続いては、1941年6月15日からの3日間にわたるバトルアクス作戦のシナリオ。状況は両軍とも若干の増援を受けた程度で、ブレビティ作戦とほぼ同様。とはいえ枢軸軍には第15戦車師団の本隊が登場。連合軍はフォーメーション数は増加したものの、第7機甲師団の各機甲旅団は歩兵を大幅に減らした上に支援欠。マチルダ部隊がブレビティ作戦の3倍相当となったのが唯一の明るいニュースです。これでよく攻撃する気になったな、というのがセットアップ時点の連合軍の感想でした。
実際の展開は、緒戦のインド師団マチルダ隊によるHalfaya Passへの牽制攻撃により、同陣地の88mm支援部隊が除去されてしまうという珍事が発生。事態を重く見た独軍は、いきなり第15戦車師団を南下させ、第7機甲師団両旅団の中間に突入。内陸側に布陣する英軍第7機甲旅団を蹂躙し、西方へと潰走させます。
この間に英軍は、包囲したハルファヤ峠を砲撃ですり潰すとともに(翌日陥落)、マチルダが集中配備された第4機甲旅団がSollum方面へと突進。これにより3日目の冒頭には内陸側からSollumの攻略に成功。第7機甲師団本体の犠牲により、勝利に必要な目標を確保します。
これで勝負あったかと思われましたが、最終日独軍の命令は第15戦車師団によるHalfaya Pass奪回。ほぼ完全戦力の第22近衛旅団が2線防御を張っていた同峠でしたが、内陸から取って返した第15戦車師団は、蹂躙攻撃を繰り返して峠へと肉薄。最後のオートバイ歩兵が見事にトライを決め、峠の奪取に成功。英軍はインド師団マチルダ隊による奇跡に望みを託しましたが、アフリカ軍団主力には通用せず、マチルダ隊は消滅。見事なクロスカウンターによる、枢軸軍の勝利に終わりました。プレイ時間は4時間強。

 

|

« Pax Emancipation : GGG 2019/07/14 | トップページ | Race for Tunis : 山田邸 2019/08/03 »

BCS」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Pax Emancipation : GGG 2019/07/14 | トップページ | Race for Tunis : 山田邸 2019/08/03 »