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The Third Winter : 山田邸 2022/03/12

例会中止と外出自粛が続いたため、2022年のウォーゲーム対戦は3月まで持ち越し。初対戦となった山田会では、去年から持ち越しとなっていたOCSの最新作に着手しました。

The Third Winter: The Battle for the Ukraine September 1943-April 1944 - MMP ()

Operation Combat Series最新作。サブタイトル通り、今回の舞台はクリミアを除く全土がフルマップ4枚に収録されたウクライナ。クルスク戦後のドニエプル河への総退却から、ウクライナを横断してのルーマニア東部への侵攻までを扱います。シリーズ中の立ち位置としては、ハリコフ戦までのCase Blue (2007)の続編であり、1944年春のウクライナを舞台とした初期作Hube's Pocket (1995)の拡大アップデート版というポジションとなります。

Ttw-2021071802a

ルール的な見所は、4つの方面軍で攻勢と休止をローテーションするソ連軍方面軍ルール。各方面軍の攻勢を連携させる作戦術で枢軸軍をウクライナから叩き出せ……という意図は頷けるのですが、それにはキャンペーンシナリオを広げなければならないのが困ったもの。そちらはイベント向けの課題として、ひとまずは1枚シナリオを並べてみました。

S4, Manstein's Fire Brigades (1943/12/26-1944/01/22)

というわけで今回のお題はシナリオ4のジトーミル=ベルディチフ攻勢。11月にキエフを奪回したソ連軍が、余勢をかって西進したジトーミルで枢軸軍の反撃で撃退されてから約半月。ふたたびジトミールからはベルディチフを目指した戦いとなります。

Ttw-s4-2022031202a

今回は山田洋行氏と両陣営とも共同で動かす2人ソロプレイで、初動のお試しプレイを実施。分担した南北の突破口からソ連軍がジトーミルに迫り、最前線の独軍第13軍団を包囲したまでは良かったのですが、駆け付けた独軍第20装甲擲弾兵師団がソ連軍の先鋒を食い破り、連絡線を回復。ならばと予備の戦車、機械化軍団を繰り出したソ連軍でしたが、今度は北部で第1SS装甲師団が反撃し、再び攻囲を開放。この連戦でソ連軍2個機械化軍団を壊滅させた独軍でしたが、この間に山田氏の担当した南部ではジトーミルまでの鉄道を打通することに成功。前線のポケットから独軍部隊が転戦するのが先か、南部ソ連軍のジトーミル攻囲が先か、というところで今回は終了となりました。矢継ぎ早の攻勢に疲弊しているのか、両陣営とも補給はカツカツ。攻勢軸以外では機械化部隊を動かす燃料にも事欠く有様でした。

※余談ですが、今回のシナリオのソ連軍初期配置エリアが、現在キエフ北部からの攻勢が頓挫したロシア軍が迂回してキエフ西部に迫っている一帯に相当します。

以下は今回のプレイに先立ち、年始にルールとシナリオの内容をメモしたスレッド、そして今回のシナリオをソロプレイしたスレッドです。ご参考まで。

 

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