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Bios Earth, Bios Origins 2nd : GCS 2023/12/17

第2戦が順当に午前中に終了したため、午後は一気に第3戦を開催。

Bios Earth, Bios Origins 2nd - ION Game Design / Sierra Madre Games ()

地球史生命・文明史ボードゲーム4作連結キャンペーン「Bios Earth」の第3戦。「Bios Origins 2nd」では、200万年前の人類(本キャンペーンでは自意識を持つ知的生物の総称)の意識の芽生えからスタートし、20世紀相当までの文明の興隆をプレイします。

「Bios Earth」キャンペーンの連結要素では、第2戦の「Mesofauna」クラトン・マップを「Origins」のヘクスタイル・マップに置き換えるのが一番面倒なところ。可能な限り一気に片づけてしまうことをお勧めします。今回は東西に長い中央大陸と、東西それぞれに小大陸、さらに北東に小大陸という四大陸構成の世界地図が誕生しました。

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今回のN村の担当は、第2戦の毒ムカデを引きついだ節足動物。スタートは原産地の東大陸で、航海技術の発展が遅れたため第2エポック末期(古代)に軟体動物探検隊と接触するまで他の大陸や人類の存在を知らない孤立文明に。第3エポックにようやく他大陸に進出するという展開となりました。

また古来から西海から飛来する胞子に触れると正気を失うという伝承があり(共生菌類文明の説教による強制同化攻撃)、この対策として浄化の炎を崇める神秘主義思想が根付いており、ゲーム全体を通じてエルダーの半数前後を神秘主義に割かれるという珍しい展開に(説教攻撃は神秘主義の低い相手にのみ有効)。これはアイデアの購入が難しくなるなどかなりの負担だったのですが、開き直って神秘主義系の社会基盤でカバーする戦略をとったところ、ダイバーシティも向上。文化(宗教)と工業(文化多様性)の両輪で追い上げ、最終的に地球文明をリードする種となったのでした。

対して犠牲となった政治分野は残念極まりなく、都市化技術に出遅れたため最初の都市が建設されたのが第3エポック。最盛期でもわずか3都市という集約産業とは縁のない文明となりました。

以下は各陣営の生み出した人類文明の面々です。

 

N村「節足動物工業文明」ゲーム1位(23VP)/キャンペーン暫定1位(7VP)

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「生命の本質はエントロピー」→「三葉虫」→「夜行種」→「産業文明」と進化してきた節足動物。炎に魅入られオカルトも科学も大好き。得意技はポトラッチからの技術交流。第4戦への引継ぎ要素:

・工業終了:赤(清水建設/NASRDA)または灰(スペースX/Norse)
・夜行種:クルーISRU[3]
・大地支配: 初期手札にランダムなリファイナリーx1。
・エネルギー:MW級アフターバーンの冷却能力が熱量2。
・海事:初期アクアx2。追加の初期手札をすべてLEOに配置。
・情報:初期配置で任意のグローリー1枚を1VPで獲得。

 

Forger氏「共生菌類政治文明」ゲーム2位(21VP)/キャンペーン暫定2位(4VP)

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「生命の本質は自己複製」→「単細胞生物」→「共生菌類飛行種」→「政治文明」と進化してきた、昆虫と共生する菌類。寄生した節足動物の精神を支配する同化能力を持つらしい。中央大陸東部に逼塞しながら、古来より東大陸の節足文明の洗脳をもくろんだことが、節足文明の歪んだ進化を生み出したはた迷惑な隣人。近代にはついに東大陸に進出を果たし、節足文明発祥の地にタワーマンションを立てて地元民の顰蹙をかいました。 気質は政治向でしたが、節足文明と切磋琢磨したことから文化と工業が伸びて2位終了。第4戦への引継ぎ要素:

・工業終了:赤(清水建設/NASRDA)または灰(スペースX/Norse)
・飛行種:クルー質量[0]
・大地支配: 初期手札にランダムなリファイナリーx1。
・海事:初期アクアx2。追加の初期手札をすべてLEOに配置。
・情報:初期配置で任意のグローリー1枚を1VPで獲得。

 

YMD氏「軟体動物文化文明」ゲーム3位(18VP)/キャンペーン暫定3位(3VP)

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「生命の本質は代謝」→「腹足類」→「飛行種」→「文化文明」と進化してきた軟体動物。中央大陸西部原産。全文明の中でもっともアグレッシブで、中央大陸の過半を支配する都市文明を築くとともに、西大陸、北東大陸、東大陸へと順次到達。各大陸で孤立していた脊椎、節足文明の世界進出の転機となりました。また近代には社会基盤で巻き返しを狙ったところ共産主義を引き当ててしまい、既存の社会基盤が粛清されてしまうというアクシデントで失速。惜しくも3位に沈みました。とはいえインフラは4分野で開発を完了しているのは、最終戦に向けての抜かりなし。第4戦への引継ぎ要素:

・工業終了:※工業終了3位のため残りより任意
・飛行種:クルー質量[0]
・大地支配: 初期手札にランダムなリファイナリーx1。
・エネルギー:MW級アフターバーンの冷却能力が熱量2。
・海事:初期アクアx2。追加の初期手札をすべてLEOに配置。
・情報:初期配置で任意のグローリー1枚を1VPで獲得。

 

HA氏「脊椎動物工業文明」ゲーム3位(18VP)/キャンペーン暫定4位(2VP)

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「生命の本質は(細胞)膜」→「後口生物」→「装甲種」と進化してきた脊椎動物。西大陸の孤立文明(カンガルーに騎乗するカメ)から、軟体文明と節足文明の接触を経て北東大陸にも進出して都市化。都市数でトップに立ち、政治のわかるカメに。出遅れていたインフラも、駆け込みで2分野の開発完了を達成。第4戦への引継ぎ要素:

・政治終了:黄(国連/B612)または紫(中国国家航天局/ROSCOSMOS)※同点の工業を選択した場合、暫定3位の選択後の残りから選択。政治を選択した場合は前記(黄・紫)の優先権あり。
・装甲種:クルー放射線耐性[+2]
・海事:初期アクアx2。追加の初期手札をすべてLEOに配置。
・情報:初期配置で任意のグローリー1枚を1VPで獲得。

 

 

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