Last Blitzkrieg, We Must Have Bastogne! : GCS 2024/04/21
しばらくご無沙汰の「BCS: Last Blitzkrieg」についてForger氏からシナリオ用マップ作製したとの声が。それはやらねばならぬというわけで、ひさしぶりにBCSバルジ会を開催してきました。
5.12 We Must Have Bastogne! : Last Blitzkrieg - MMP (→)
シナリオの舞台は1944年12月27日のバストーニュ周辺。独軍のクリスマス攻勢が失敗し、有力な部隊が北方に転進。残された第15装甲擲弾兵師団と第26国民擲弾兵師団が薄く包囲するバストーニュ包囲網に、南街道から第4機甲師団の先遣隊が到達したところからスタート。翌1月5日までのバストーニュの支配を争うシナリオ。使用する範囲はハーフマップ程度なのですが、これが南側マップ2枚の接合点でたいへん取り回しが悪い。というわけでForger氏が使用範囲を切り出して作成した、カスタムマップでのプレイです。
今回のN村は、南からバストーニュ打通を目指す米軍を担当。第4機甲師団を南街道に投入し、まずは街道をうかがう位置の第9降下猟兵師団の排除を目論見ます。本命の街道筋の確保は順当に成功した第4機甲師団でしたが、ここでバストーニュ南東のベルギー=ルクセンブルクの国境地帯で実施していた助攻が予想外に成功。支援の突撃砲を黙らせた回廊から突破した部隊が、第9降下猟兵師団の司令部を蹂躙します。この好機に予備部隊を投入した同機甲師団は、後続の第31歩兵師団とともに降下猟兵の主力を包囲し、第26国民擲弾兵師団司令部と補給段列のMSRまでも遮断。バストーニュ東側面を大きく突破します。
またバストーニュの西側面では、第9機甲師団CCAも第15装甲擲弾兵師団の背後に突撃。こちらは疲弊した連隊戦闘団のみということもあり、一時は両軍入り乱れての乱戦となりましたが、東側面の混乱に乗じて南西側の装甲擲弾兵を撤退に追い込みます。
こうして28日までに、バストーニュの包囲網の南半分が解放されたところで今回は時間切れ終了。マップ規模の割に重厚なシナリオで、全10ターンのプレイはなかなか厳しそう。そして今回の第4機甲師団の突破は僥倖とはいえ、この設定で翌年まで独軍にバストーニュの支配を争わせるのは無理があるのでは?ちょっと勝利条件に問題があるのでは?という感想戦となりました。とはいえ包囲の解放というプロセス自体はなかなかの面白さで、2-3ターン程度の包囲解放シナリオとしてリメイクした方が良さそう、という感触でした。
1944年12月27日ベルギー、アルデンヌ高原。ドイツ軍のクリスマス攻勢を辛うじてしのいだバストーニュに対し、北上するアメリカ第4機甲師団が接触。米軍の反撃が開始されようとしていた。 pic.twitter.com/bHGi8HrtE7
— N村 (@enumura) April 21, 2024
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