Johnston & Houston : GCS 2024/09/29
今月のソリティアをみんなで囲む会案件その2。日曜は新作の「Battle Below Decks」、そして11年ぶりの「Inside the Armor」を発掘してきました。
Battle Below Decks, USS Johnston off Samar - Jonathan Miller (→)
今回はN村を進行役として、ゲームサークル坂戸の面々をお相手にしての3連戦。
1戦目はプレイヤー3名でアクションを分担してのインスト兼協力プレイ。開幕の後部魚雷発射管の火災を手当てして一息ついたところで、大和の18インチ砲弾が船体後部を貫通。何とかこの手当てが済んだところに、こんどは長門の16インチ砲弾が貫通。これを立て直そうにも発電機とポンプが停止し、回避運動が停止したところに栗田提督の突撃命令が。第2ターンの末、日本艦隊まで16,000ヤードのでゲームーバーとなりました。「6枚しかないネームド日本艦(大和、長門、金剛、榛名、鳥海、熊野)の上から2枚がヒットしてはどうしようもない」とは敗軍のYMD氏の弁でした。
2戦目はI氏へのインスト戦。こちらは早々の艦底浸水から、破孔区画に挟まれた発電室に浸水して電力停止。これで消火、排水ともままならず、第2ターンが終わるころには機関、砲とも停止。やはり栗田ゲージ振り切りでのサドンデス敗北。機関こそシフト配置ですが、発電機には予備がないのが苦しいところ。
3戦目は1戦目にも参加したForger氏のリベンジ戦。こちらは艦橋正面へのエアバースト弾でのっけから艦橋が炎上し、エヴァンズ艦長も負傷という過去にないパターン。大物ヒットこそ16インチ1発にとどまりましたが、細かい被弾が的確にヒット。特に炎上放棄された艦橋に続いて後部操舵室にも被弾したため回避運動もままならず、さらに長門の貫通弾からの浸水で全機関室が冠水。第3ターン14,000ヤードで行き足が止まり、またも栗田艦隊突撃サドンデス。とはいえこの第3戦が、今回は最長生存記録となりました。次こそは魚雷の射点に!
Inside the Armor, USS Houston - Jonathan Miller (→)
3連戦で力尽きていたところに、話のタネに持参した旧版「Inside the Armor」にI氏が関心を示されたため、個人的にも10年ぶりのリハビリ&インスト戦を開催。
米軍を担当していただいたI氏は、カードドリブンのウォーゲームは初めてとのことでしたが、終始的確なタイミングでスコアカードを切り、最初から最後まで得点をリード。初期配置の魚雷破孔からの浸水被害拡大の長期戦をもくろむN村の思惑を外し、全損は機関とボイラー各1機のみ、浸水1,000トン、傾斜5度と、初プレイとは思えない的確な応急対応でウルシーに帰還。米軍の逃げ切り勝利に終わりました。ぐぬぬ。
また新旧版双方をプレイしていただいたI氏からは、ゲームとしての面白さはこちらの旧版が勝るが、情景が直感的にわかりやすくプレイしやすいのは新版の方、との感想をいただきました。10年で大きくデザインを変えたのは、このあたりが理由にあるものと思いますが、やはり久しぶりにプレイするとこちらも十分面白い。特に本作の白眉でもある、動力ツリーのデザインは捨てるには惜しい。発掘したついでに新旧合わせてセットに収めておこうと思いますので、ひさしぶりに応急隊の志願者をお待ちしております。
というわけで1944年10月25日、サーマル沖のUSSジョンストン。後部上甲板に焼夷弾、後部魚雷発射管炎上の波乱のスタート。 pic.twitter.com/OYMdFXHRt1
— N村 (@enumura) September 29, 2024
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コメント
本日はありがとうございました!しばらくぶりでお相手いただきましたが、今回もN村様の実況解説がキレッキレで楽しめました。なお、私、カードドリブンはThe Empire of the Sun、Paths of Gloryなどは経験がございました。いちおう。
投稿: I | 2024年9月30日 (月) 00時13分
本日はお疲れ様でした。そのあたりをプレイ済みでしたら釈迦に説法でしたね。これは失礼いたしました。実はシステムとして一番近いのは冷戦史ゲームの「Twilight Struggle」で、よくこんな畑違いのテーマに移植しようと思ったものだと感心したものでした。
投稿: N村 | 2024年9月30日 (月) 00時23分