FD85, Helmstedt : GCS 2024/09/28
GGGに続いて、ゲームサークル坂戸でもNATO中隊長ソリティア会を開催。
Helmstedt, Forward Defense '85 - Strategist's Den Games (→)
今回はForger中隊長とのドイツ連邦軍シナリオ。シナリオの想定は、東西国境のヘルムシュテット、ブラウンシュヴァイク、ハノーファーへと至る第2装甲旅団の遅滞戦です。着任時のF戦闘団の編成は、第1小隊(レオパルド2x2)、第2小隊(レオパルドx1)、機械化歩兵小隊(マーダーx4)という混乱したもの。F中隊長は各所にねじ込み(指揮官の威信による増援判定)、レオパルド1,2を各1両、砲兵と対戦車ヘリの支援の段取りをつけたとことで大隊長からの命令が下ります。
◆第1日:攻撃
最初の任務はなんと攻撃。すでに敵(戦車中隊:T-80x6)に占領された交通の要衝に対する、反撃の命令が下されます。本作は戦況により攻防のどちらのシナリオとなるか判定されるのですが、今回は開戦直後の劣勢にもかかわらず、20%の攻撃の目が出てしまいました。大隊長!
命令なら致し方なしと前進したF戦闘団でしたが、敵はこちらの動きを察知していたのか、機械化歩兵3個中隊(BMPx27)を増援に送り込むと、そのまま前進を開始。むしろNATO軍側の盤端に押し込まれた状態での防衛戦となります。
F戦闘団は第1小隊を迂回先行させていたため、このソ連軍縦隊を第2/3小隊のみで防衛する苦しい展開に。最終的にソ連軍に6両の損害を与えましたが、レオパルド1、マーダー各2両の損害で離脱。攻撃任務の失敗に加えて、戦闘団の3割以上を失う苦い初戦となりました。
◆第2日:防御
ソ連軍の追撃を脱したF戦闘団は、夜間の再編で2両のマーダーと1両のレオパルド2を受領。これで第1小隊は定数4両のレオパルド2を要する貴重な打撃部隊となりました。
そして翌日の任務は防御。また前日の勝利に慢心したのか、今回のソ連軍は二線級の2個中隊(T-55AM2x6, BTRx9)のみで前進してきます。
F戦闘団は第1小隊を前衛に、防衛目標の集落に布陣。そして突出したBTR中隊の側面に第1小隊を突進させると、これをキルゾーンに誘導して撃破。遅れて登場したT-55中隊には両レオパルド小隊が襲い掛かり、こちらも各個撃破。マーダーの1両の損害でソ連軍2個中隊を壊滅させる防衛完勝となりました。
ソ連軍は損害により部隊編制とその装備、練度が低下していきますので、この完勝で以降のソ連軍の編成はかなり消耗したものとなりそう。今回のキャンペーンはここまとしましたが、攻防の設定と編成で戦闘の様相はかなり違う。漫然と会敵するのではなく、攻撃と防御、そして逃げるか否かのメリハリが大切だね、という至極常識的な感想戦となったのでした。
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